なめくじ少女(伊藤潤二)
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993 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/21(金) 00:29:01
- 伊藤潤二の恐怖マンガコレクションより。
うろ覚えなんで結構違うような気もするけどまあ大筋にはあってると思う。ある女子高生がマスクを付けて登校してくる。
彼女の友人は単なる風邪かなと思ったものの、どうも様子がおかしい。
そこで友人は彼女の家に見舞いに行き、そこで強引に彼女のマスクをとると、
なんと彼女の口から巨大なナメクジが出てきているではないか。
よく見てみると、それは彼女の舌が変化したものであることがわかった。
そのとき初めて娘の異常を知った彼女の両親は、
はじめ彼女に塩を大量に口に含ませ、ナメクジを小さくしよう(?)と試みるが、
気持ち悪くなった彼女がすぐに塩を吐き出してしまう。
仕方が無いので湯船いっぱいに塩を入れ、
その中に彼女を入れて口を開けさせるというかなり強引な手段をとる事にした。数時間後、いつまでたっても出てこない娘の事をいぶかしんだ両親が風呂場に行ってみると、
なんと彼女は首だけに、正確には首から下が水分が抜けて縮み、
首にちょこんとぶら下がっている状態になっているではないか。
あわてた両親たちは彼女を元に戻そうと水をかけ続けたが、
水分を取り戻して回復したのはナメクジだけ。
しかも今度は彼女の顔の首と繋がる部分からにゅーっと出てきて、
まるで人間の顔を殻にしたカタツムリのようになってしまう。
そして彼女(そいつ?)は庭に逃げ出してしまうのだった。