狗熊(岡本綺堂)

911 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/19(火) 00:59:55
中国の短編『狗熊』
ある街に不思議な熊を飼うこじきがいた。
その熊は話せはしないが文字を書き詩を作るのが得意で、
金を払えば紙の上にすばらしい字で詩を綴る。
しかしある客が紙を受けとると、詩ではない文が書いてあった。
「私は昔、こじきの男に誘拐された人間の男です。
 寝ている間に薬で声が出なくされ、細い針で体中に傷を作られた後に
 熊の生皮を張り被せられ、熊の体にされました。
 こじきしか養ってくれる人がいないため、今は仕方なくこじきについて歩いています。」
客がこの紙を証拠に通報した。こじきは殺され、熊男は故郷に帰らされた。

熊男…熊のままなのにどうやって生きていくんだろ


916 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/09/19(火) 01:22:05
>>911
熊男はなんでその客を選んだんだろうな?
それともこれまでも何度かやって無視された?

 

中国怪奇小説集 新装版 (光文社文庫)
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