ハッピーピープル/青いりんご(釋英勝)

701 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/24(土) 00:41:44
「後味が悪い」で思い出すのはハッピーピープル。
一話完結でブラックな話の漫画なんだけど、一話だけ思い出すだけで鬱になる話が…。

主人公が父母と一緒に出かけた先で、
大声で電話だかカツアゲだか、とにかく悪いことしてる奴がいた。
主人公がそれを注意すると男は父親を殺す。
母親が逃げにだか助けを呼びに行くと母親も殺される。
主人公が絶望して終わり。

みたいな話。変にリアルでほんとにトラウマになってる。


703 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/24(土) 00:46:19
>>701
後味が悪いの通り越して気持ち悪いな

705 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/24(土) 01:34:42
>>703
自分が殺されるならまだしも(や、嫌だけど)
家族がっていうのがほんとに後味悪い。

768 名前:1・2 投稿日:2007/02/24(土) 23:09:48
>>701
その話前編後編でまだ続きあるよ。
主人公(大学生)と両親がどこかへ出かけた帰りか、停留所でバスを待っていた。
すると居酒屋から酔っ払っている高校生らしきDQNが5人(男三人女二人)が出てくる。
その男のうちのデブがバスを待っていた若い女の胸を揉み始め、他の男も同調する。
それを見た父親が止めると、「こんな教師いたかぁ?」等といいながら煙草の先を父親のコートにつけて焦がす。
父親が睨みつけると、デブが「何見てんだ!」と言いながら殴り、他の男も加わる。
主人公は助けようとするが逆に男たちにボコボコにされ、
母親は近くの交番に助けを求めるがパトロール中で居なく、女二人にボコボコにされる。
デブは馬乗りになって父親を殴りまくるが、どうも様子がおかしい。
仲間の男が止めると父親の目はうつろで、動かない。
DQN達は逃げ出し、主人公は父親に駆け寄る。
すると見ていただけの通行人の一人が「母親の様子もおかしいですよ・・・」と。
母親は寒くもないのに震え、明らかに様子がおかしい。二人はすぐに病院に運ばれた。
だが父親は既に死亡していた。母親は意識不明の状態。主人公は泣き叫ぶ。
翌日、そのDQN達が捕まり、警察署に送られるが、
少年法が変わる前で反省の色を見せないDQN達は注意されただけで釈放される。
それを隣室のマジックミラーから見ていた主人公は叫んだ。
「一発で良いから殴らせてくれ!父さんはあいつらに殺される為に生まれてきたのか!」と。
だが刑事は「あいつらのために貴方が手を汚す事はない。我慢してください」と止める。

主人公は母親の病室でDQN達が釈放された事を嘆き悲しんでいると、母親の様子が急変。
医師達が駆け込んでくるが死んでしまった。
それを見た主人公は今までの両親との思い出がよみがえり病室から駆け出る。


769 名前:2・2 投稿日:2007/02/24(土) 23:27:27
家に帰った出た主人公はDQN達の事を徹底的に調べ、住所、普段集まっているバー等を特定する。
その頃、DQNの女の一人はバイクに乗ってそのバーに向かっていった。
女がバーに着くと既に仲間の3人が集まっていて、ワイワイ騒ぎ出す。
人を殺してからそれほど時間もたっていないのに。

主人公は車に乗り、そのバーにつく。
持ってきたガソリンをDQN女のバイクに撒き、火をつける。バイクは爆発した。
それを見た店内のDQN女は「何があったの?」と言いながら飛び出す。4人のうち3人が飛び出した。
主人公はその3人にもガソリンを撒き、火をつける。笑いながら見る主人公。警察に通報するバーの店主。
残った一人は逃げ出したが、主人公は車に乗りその男にぶつける。「デブの家を教えろ!」と。
男は脚が折れ、助手席に乗りデブの家まで案内する。
デブの家のあたりまで行くと、通報されたせいか警察が集まっていた。
先程ほどの刑事が「やはり君か。まだ反省すればなんとかなるからもう止めなさい!」
しかし主人公は聞く耳を持たず「デブを殺させろ!そしたら捕ま得ようが好きなことをしろ!」
それを聞いたデブが家から金属バットを持って出てくる。笑う主人公。
車をデブに向けて発進したが金属バットを投げられフロントガラスにあたり、車は壁にぶつかる。
デブ「ざまぁみろ」
。しかし主人公は再度車を発進する。
びびるデブ。だが電柱に引っかかりデブを轢けない。
そこで主人公は車を出、ガソリンを駆ける。
だがマッチに火をつけたところで警察に取り押さえられる。叫ぶ主人公。「こいつを殺させてくれ!」

取調室に連れ込まれた主人公。先程の刑事が言う。「君は成人しているし、極刑は免れないぞ」
笑いながら答える主人公。「死刑だろうが何でも良い。あいつらが焼け死ぬ姿を見てスカッとしたよ」
表情が変わる。「悔いがあるとすれば、デブともう一人を殺せなかった事だ!」

主人公の死刑が確定した事を伝える新聞記事が写る。
デブともう一人は気弱そうな学生をカツアゲしている。
睨みつけた学生をデブが殴る。「なんだその目は!」もう一人の男が言う。
「その辺にしておけよ。もうあんな事は真っ平だよ」
デブのアップで終了。「大丈夫だよ。その時は又警察が守ってくれるさ」


770 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/24(土) 23:56:27
ホントに後味&胸糞悪い話だけど、問題提起として優れてると思った。
このピザデブがまた、リアルで憎たらしー顔してるんだよな('A`)

771 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/02/25(日) 00:11:50
うわ後味ワリー
でもこれがまかり通っているのが現実なんだよなー
まあでも本音を言えば登場人物やその身内の立場にならなけりゃ他人事でもあるなー