生ましめんかな(栗原貞子)

812 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/31(土) 02:04:43
小説家にしろ漫画家にしろ絵描きにしろ、
何かしらを表現する職業の人は嘘付くのが仕事みたいな所はあるからね
それがいわゆるエンターテイメント
原爆直下の広島で起きた実話をもとにした詩で、

原爆の瓦礫の中で1人の女が産気づいた
苦しんで助けを求めていると、今にも死にそうな怪我人たちの中で
1人の老婆が、自分は産婆であると名乗り出た
暗闇の中で女と産婆は何とか赤ん坊を無事にこの世に送り出し、
そして夜明けを待たずに産婆は死んだ

というのがあるけど、やっぱり本当はここで産婆な死んでない
でも死んだことにした方が、暗闇の絶望の中で生まれた新しい命との対比がきくから、そういうことにした
広島では毎年毎年全生徒にこの話を聞かせるものだから、産婆の子孫の所には
『自分の命と引き替えにしてでも新しい命を救ったあなたのお母さん(お祖母さん)の姿に感動しました』
みたいな勘違いした感想が今でも来るらしい


814 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/31(土) 03:32:04
>>812
生ましめんかな だよね。
自分が国語の授業で習ったときは、ちゃんと先生が
「これはフィクションです」って説明してくれたなぁ。
みんな「騙された!」って思ったもんだ。

 

第二楽章―ヒロシマの風 角川文庫
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