まさ夢いちじく(クリス・ヴァン・オールズバーグ)

651 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/20(日) 01:31:38
昔小学校の図書室で読んだ絵本が何となく後味が悪かった。
「まさゆめいちじく」ってタイトルだったかな。文才無いけど内容書いてみる。

主人公の歯医者のところにある朝歯が痛いという老婆がやってくる。
主人公が老婆に痛み止めを処方してやると老婆は物凄く喜んだ。
しかし、老婆はお金を持っていなくて薬の代金が払えなかった。
老婆は代金の代わりとして2つの無花果を主人公に渡す。
老婆が言うにはこの無花果を食べた晩に見た夢は正夢になるらしい。
このことを聞いた主人公は激怒し、老婆から薬を奪い返し追い出した。
その夜、主人公は老婆から貰った無花果を1つ食べてみることに。
その日の主人公が見た夢は
「朝起きていつものように飼い犬の散歩に出かけると
エッフェル塔がてっぺんからぐにゃりと曲がってしまっていた。
さらに自分はパンツ一丁で犬の散歩に来ていたが誰からも気にされない。」という内容だった。
翌朝起きてみるとなんと夢と同じことが起こっていた。
この無花果は本当に夢を現実にするのだと確信した主人公は
それから毎日鏡に向かって「お前は金持ちになるんだ!」と言い続ける。
自分が金持ちになった夢を見てそれを無花果の力によって現実にするために。
それから数ヵ月後、主人公は毎晩のように自分が金持ちになる夢を見るようになる。
そしてある晩、主人公は戸棚に入れておいた残りの無花果を食べることにする。
しかし、主人公の飼い犬が目を放した隙に無花果を食べてしまう。
「このバカ犬め!」と主人公は犬をベッドの下に追いやり、自分も寝てしまう。
次の朝、主人公が目を覚ますと主人公はベッドの下に居た。
「おい、起きろバカ犬。散歩に行くぞ。」
主人公は首輪をつけられ朝の散歩に出かけました。

こんな感じだったと思う。
飼い犬はいつも自分をいじめる飼い主と自分が入れ替わる夢をみたってことなんだろうけど、
読んだ当時はこのあと主人公がどうなるか凄く気になってた。やっぱり人にも動物にもc。


660 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/20(日) 02:57:40
>>651
後味悪さは感じなかったが面白かった。
乙。

670 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/20(日) 09:11:25
>>651
薬取り返したのに、薬の代金であるイチジクはもらうのかよ!嫌な医者だな~。
後味スッキリ!

 

まさ夢いちじく
まさ夢いちじく