ケイゾク/第3話「盗聴された殺人」
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116 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/28(月) 22:02:11
- トリックで思い出したけど、同じ監督のケイゾクでも同じような演出のラストがあったな。
事件自体は忘れたが、最後に犯人(松田みゆきだったかな…?)を逮捕する主人公刑事二人。
犯人の子供が「ママー」とか言って追いすがるが、
男刑事(渡部篤郎)が「ママは悪いことをしたんだよ。だからつかまるんだ」と
トリックのインチキ先生と同じ雰囲気で言い放つ。
昔に見たから大分違うかも知らんが、
監督はこういう「言葉は正しい」けど「人を傷つける」後味の悪い演出が好きなんだろう。
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117 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/28(月) 22:12:14
- 正しけりゃ何言ってもいいわけじゃないよなあ
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118 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/28(月) 22:21:19
- トリックの監督は、作品を倫理面、精神面から捉える気は全くないんだと思う。
単純に純粋に「シーンとしてインパクトがあるか否か」だけを考えて作ってる感じ。
だから理屈として正しいけど倫理的には?ってセリフを
ヒーロー的位置づけのキャラクターにもあっさり言わせちゃうんだよね。
キャラに感情移入しながら見てる方としては、
「こんな場面でそんなこと言うのって、キャラ違ってね?」
って違和感感じることもあるんだけど、
まあ、印象に残るラストシーンにはなってるよね、たしかに…って感じ。良く言えばキャラクターに対する視線がクールで、ストーリーラインが斬新。
悪く言えばキャラクターは所詮監督の駒でしかなく、物語に心がない。
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123 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/29(火) 01:30:58
- >>116
ケイゾク 第3話「盗聴された殺人」
数年前に殺された夫の敵をうとうとがんばる女の話。
夫を殺した犯人は、夫の元浮気相手とその恋人の男。
警察に夫の元浮気相手の女の部屋を盗聴させ、盗聴中に元浮気相手の女性を殺害。
トリックを利用し恋人の男が犯人になるよう仕立てると同時に、自分のアリバイ工作もする。
恋人の男は逮捕され、一見犯人の計画は成功と思われた。
が、主役の女刑事(中谷美紀)に悟られ、「証拠が残ってるから明日取りにいく」とカマをかけられる。
あわてた犯人はうっかり残してしまった証拠を消すために、その日の夕方、息子を幼稚園に迎えにいった
帰りに、犯行現場の建物の入り口に息子を待たせてトリックに使用した部屋の指紋を消しに行く。
そこで女刑事からすべてを見破られ、自首を勧められる。
自首を勧められた犯人は女刑事から逃げようとするが、息子の側には男刑事がいた。
犯人に駆け寄る息子。それを止める男刑事。
男刑事「ママに何か聞くことあっただろ?なんだったっけ?ほら、聞いてごらん。」
息子「・・・・・まま、ママは人を殺したの?」
唖然とする犯人。
息子「違うよね?」
動揺する犯人。
犯人「あ・・・あなた達子供に何か言ったの?あなた達に何が分かるの!?ねぇ、何が分かるの!?」
男刑事に掴みかかる犯人。
犯人「あなた達にわたしの何が分かるの!?」
男刑事「落ち着けよ。パパを殺した犯人を、ママが殺しました、と。
立派なことをしましたと、ちゃんと子供に伝えてやれよ!」
息子を抱きしめ、号泣する犯人。
近づいてくるパトカーの音。
警察のお偉いさんが出てきて、恋人の男が昔の事件を自供したと伝えられ、
犯人も元浮気相手の女性殺害の容疑で逮捕。
神妙な顔で連行される犯人を見つめる息子と刑事×2。 振り向く犯人。
犯人「わたしは・・・・・後悔なんてしてないから。」
微笑む犯人。 微笑み返す息子。
犯人はパトカーに乗せられ、去っていき、そこでオワリ。説明も長文も苦手だから分かりにくくてすまぬ。
しかし最後の息子の微笑みが何ともいえない気持ちにさせてくれる話だったよ。
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125 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/29(火) 01:43:23
- 後味悪いというより、切ない。
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128 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/29(火) 02:44:10
- >>123
男刑事GJと思ったな。
ありがちなドラマだったら「殺人犯にも事情があったんだからカワイソウ」って扱いで
お涙頂戴にするけどさ、人殺しは人殺しだ。
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131 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/29(火) 05:49:47
- >>123はむしろ正しいことだろ。
母親が人を殺したことはどうしたって息子には伝わる。
その前に母親は父親の敵討ちをしたんだってちゃんと息子に伝えさせて
息子はそれでいくらか救われたってことだろ。