人魚の森(高橋留美子)
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716 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 15:37:50
- 人魚の森って漫画の1エピソード。
人魚の肉を食べて不老不死になった男と女の子は、人間に戻る方法を探している。
ある日、金持ちにとっ捕まってしまう。
金持ちの家には醜い老婆と美しい娘がいた。
娘は男が不老不死と気づいて、女の子を返して欲しければ言う事を聞けと脅す。
嫌々ながら従った男は娘に連れて行かれた洞窟で人魚に出会う。
娘は人魚の肉を捕ってこいと言う。
不老不死なんてロクなもんじゃない、馬鹿な真似はよせと説得するが娘は聞き入れない。
仕方なく男は人魚と格闘する。その頃、女の子は老婆により助けられていた。
女の子は老婆に案内させて男の元へ駆けつける。
二人がたどり着いた頃、男は何とか人魚の肉を手に入れていた。
娘は人魚の肉を手にすると、それを老婆に突きつけて食えという。
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717 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 15:38:31
- 実は娘も人魚の肉を口にしていた。娘と老婆は姉妹だった。
不老不死の話を聞いた妹は人魚の肉に興味を持ったが、
自分が食べるのは恐ろしかったために姉を騙して食べさせた。
そして姉は苦しんだ末に年を取らない体になった。
不老不死になった姉は父親に監禁され、ずっと座敷牢で暮らしていた。
妹は不老不死になった姉を恐れて座敷牢に近づかなかった。
歳月は流れ、妹は成長して結婚し子供を産み、子供は成長して巣立っていった。
両親も年老いて亡くなり、とうとう姉妹は二人きりになった。その頃になってやっと妹は姉の座敷牢を訪れ、
「私たちは二人きりになってしまった。これからは二人で生きていきましょう」とさめざめと泣いた。
座敷牢で大人しくしていた姉は、その日から人魚の肉を求め続けた。
自分が食べるためではない。妹に食べさせて同じ苦しみを味わせるためだ。だが人魚の肉を突きつけられた妹は恐怖のあまり心臓麻痺を起こして死んでしまう。
復讐が敵わなかったと知った姉は生き続ける気力を無くし、火に焼かれて消滅することを望んだ。姉が不憫すぎる。
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718 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 17:24:10
- そして方向転換して出来たのがらんまや犬夜叉なわけか
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719 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 17:34:53
- いやその前にうる星やつらが出てきてますからw
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720 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 17:37:11
- >716
あれってらんまの人の漫画だったのか?
そうえいば絵が似てるわ。今まで知らんかった。姉が飲まされたのは人魚の「血」で、片腕がウロコの生えた手になってて、
切り落としてまた生えてくるという体になってた。
座敷牢に何十年も閉じ込められた挙句、「二人きりになっちゃいましたね。
私ももう家族がいなくて…」と泣く妹に
「あなたは子を産み育て、年齢を重ねて「普通に」生きて死んでいけるじゃないの。
何を泣く?… 死 な せ る も の か 。」
と表情を変えずに決意する姉が怖かった。