まんが日本昔ばなし/「人形山」

159 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/16(土) 12:29:27
まんが日本昔話では「人形山」が後味が悪い
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm389404

むかし、幼い娘二人が母親の病気が治るようにとお山の神様にお祈りをすると、
夢で神様が温泉のある場所お教えてくれる。
神が言うにはこの温泉に毎日入れば母親の病気がよくなるとのこと。
娘二人は、毎日母親をしょって温泉まで通った。
夏から通いだし、秋になるころには母親の顔色はだいぶよくなり、
娘たちとの会話に笑い声を上げるほどになった。
ある日のこと、畑の収穫が終わり、二人はふと、神様の所へ
お礼参りへ行くことを思いつく。
急だったが、二人はそのままお山へと登って言った。
もし、お山へ行くことを母親に一言言っていれば教えてもらえただろう。
二人は知らなかった、そのお山は女人禁制の厳しい掟があるということを。
お社に参り、二人が山を降りだした頃から、山の天気だ荒れだした。
やがて、吹雪になり、二人は動けなくなってしまった。

そうして、幼い二人が家に帰ってくることはなかった。

春になり、母親が山を見上げると、山肌に、二人の姿のような雪のあとを見つけた。
なので人々はこの山を「人形山」と呼ぶようになった。