世にも奇妙な物語/「最後の喫煙者」

937 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/26(火) 12:19:48
「世にも奇妙な物語」の「最後の喫煙者」
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主人公はヘビースモーカーの小説家。
嫌煙権運動が異常に盛り上がり、喫煙者の迫害運動に発展。
喫煙者達が次々と狩られ、最終的には喫煙家の主人公と作家仲間達が残り、山小屋へと立てこもる。
しかしそこにも迫害者達の手が伸び、スモーカー狩りが行われて作家仲間達が捕らえられ、殺されていく。

最後の一人になった主人公が山中を逃げ回り、崖に追いつめられた末、
「こうなったら『ヤツは最期まで煙草を吸っていた』と語り継がれる人間になってやる」
とヤケになって煙草を吸おうとした。
その瞬間、正面から迫る政府のヘリコプター。ヘリの光に照らされた主人公や、迫害者達に
「その人は、現在地球上最後の喫煙家です!国際条約により保護対象となりました!」
と宣言。主人公は「そんなアホな…」と呆然とした表情で、崖からうっかり足を踏み外して転落死。

そして後日。博物館の通路を我先にと走っていく客達。
彼らの目指した先にあるのは、「最後の喫煙者」と名付けられた主人公の剥製。
剥製は機械仕掛けなのか、不自然な動きで腕が動いて煙を吐いている。
「ホントに煙を吐いてるよ」「美味しいのかな」「変なの」
等々言いながら、子供や家族連れが物珍しげに笑って鑑賞していた。

 

最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集〈1〉 (新潮文庫)(原作)
最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集〈1〉
(新潮文庫)(原作)