スカイハイ/第四死「逆転」

375 名前:1/5 投稿日:2007/07/01(日) 00:20:16
TVドラマ・スカイハイ『逆転』

とある女子高に転校してきた麻美。その明るい性格ですぐに友人も出来た。
希望にあふれた新たな学園生活だったが、ある日陰惨なイジメの現場に遭遇してしまう。
新しい友人たちがこぞって虐めていた少女、光恵。
麻美は光恵を不憫に思い、積極的に励ますのだが、その行為は麻美をもイジメの対象に貶める事となった。
友人と思っていた存在からすら虐げられ、
麻美と光恵は唯一無二の親友としての結びつきを強くすると同時に、絶望の中自殺を考える様になってしまう。
そんな時、光恵が『恨みの門』の話を持ち出す。

”無念を残して死んだ者”が辿り着くという『恨みの門』。
そこに行けば現世の人間を呪い殺し、道連れに出来るのだという。
いじめっ子連中を呪殺すべく、麻美は死ぬ決心を固める。
屋上に立ち、光恵に背を押させて墜落死する麻美。
「全て見届けたら、私も逝くからね・・・」
光恵は涙ながらに親友の遺体を見下ろし、復讐心を募らせるのだった・・・。


376 名前:2/5 投稿日:2007/07/01(日) 00:21:00
『恨みの門』へと到達した麻美を待っていたのは”恨みの門番・イズコ”だった。
イズコは麻美に向かうべき道を提示する。

 一、天国へ向かい、再生の時を待つ。
 二、輪廻の枠から外れ、永遠に現世を彷徨う。
 三、現世の者を『一人』呪い殺す。但しその場合輪廻からも逸脱し、
   地獄で永劫に苦しむ事になる。

殺せるのは『一人』。その事実に麻美は驚愕する。
殺したい相手は三人もいるのに!
麻美は呪殺すべきターゲットを定めるため、現世への干渉を始めるのだった。

光恵を経由し、怨念を振り撒く麻美。
呪い殺されたくない一心のいじめっ子たちは光恵に縋り付く。
何時しか光恵といじめっ子の立場は逆転していたのだった。
麻美の怨念を嵩に強者となり、光恵は『生きる楽しみ』に目覚めてしまう。
『あの子、楽しんでる・・・。私の命で得た”今”を楽しんでる!』
自分の命を糧に学園生活を謳歌する光恵の姿に、麻美は激昂する。
呪殺の対象は決まった。
イズコにそれを告げ、現世に降り立つ麻美。
「殺してやる・・・」


377 名前:3/5 投稿日:2007/07/01(日) 00:21:41
麻美の怨念に翻弄され、死の恐怖を感じた瞬間、光恵は麻美との約束を思い出す。
虐められていた自分をかばってくれ、そして巻き込まれ、命を棄ててくれた麻美の姿を思い出す。

光恵を襲いながら、違和感を感じる麻美。
確かに光恵は自分の死を利用して楽しく生きている。
だが・・・。
『死』は全てを終わらせる。
絶望に苛まれてはいたが、それを打開する努力も、いや、その糸口さえも、
未来への可能性も、全て『死』が奪い去った。
「・・・それを望んだのは貴女だったわね」
 イズコの言葉が麻美の心を貫く。
そう、全てを放棄したのは自分なのだ。
曲がりなりにも生きようとする意欲を得た光恵を殺すのは筋違いだと、麻美は気付いてしまったのだった。

泣きながら屋上に立ち、身を投げようとする光恵。
だが、飛べない。後一歩が踏み出せない。
「駄目だよぉ、死ねないよぉ、私怖い、死ぬのが怖い。御免ね、御免ね麻美・・・!」
号泣する光恵の携帯にメールが届く。
『それで、いいんだよv(^o^ )  麻美』


378 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/01(日) 00:22:22
 ・・・とまあ、ここまではスカイハイらしいウィットに富んだ内容で、普通に面白いんであります。
 でも最後が私的に後味悪いのだわ。 と、あとちょっと続く。

379 名前:5/5 投稿日:2007/07/01(日) 00:23:13
復讐心を捨て、天国への門へ向かう麻美。
ふとイズコを振り返り、震える声で訊ねる。
「生まれ変わって・・・また虐められたら・・・どうする?」
イズコはにっこり微笑みながら返す。
「その時は・・・また会いましょう」

この部分がイズコなりのギャグなのか、アイロニーなのか、
本気でそう思っているのかという辺りが微妙に後味悪いんですよねぇ。
ともあれまとめに成ってない長文スマソ(;´Д`)

 

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