milk junkie(藤崎竜)

397 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/26(木) 01:22:54
ちょっと前に上で出たフジリューのミルクジャンキー
うろ覚えなとこあるんだけどそこは許して

無法地帯をひとりの少年があるものを探してさまよっていた。
その少年は背が低いのをとても気にしていて、探しているものとは背が高くなる薬だった。
ほどなくして少年は「暗黒薬局」と書かれたマンホールに辿り着いた。
その蓋を開けて中を降りていくと、そこには一人の女がいた。
女は自分を薬剤師のバレンタインと名乗った

「ここに来れば背の高くなる薬を買えるんだって」

少年は聞いた。
するとバレンタインは少年に歩みよってきた。
近くに来ると、バレンタインはとんでもなく大きな女性で、
その身長はゆうに2m半はあることがわかり、少年はギョッとした。
しかし少年は物怖じせずに自分の想いをバレンタインにぶつけると、バレンタインは

「秘薬を処方しましょう」

そう言って一瓶の牛乳を少年に差し出した。


398 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/26(木) 01:24:02
その翌日、その牛乳を飲んだ少年は身長が元の130cmから160cmにまで伸びていた。
少年はその効き目に驚くと共に、身長が伸びたことの喜びでいっぱいだった。
再びその薬を手に入れようと、少年はもう一度バレンタインの元を訪れた。
しかしバレンタインは後は普通の牛乳でも同様の効果が現れると言った。
少年は家に戻ると、身長180cmを目指して、パックの牛乳を飲み干し、寝床についた。

翌日、目を覚ました少年は部屋一杯の巨人にまで成長していた。
その異常な変貌に愕然とする少年だったが、何故か身体は牛乳を欲することをやめようとしない。
とにかく牛乳を飲むことをやめられない少年は、やがてビルほどの巨人にまで身長が伸びてしまった。
それでもまだ牛乳を飲むことをやめられない。
ついに少年は自分の住むその星と同じ大きさにまでなってしまった。

もうこの星に自分は住むことができない。
困り果てた少年の目の前に一人の女性が現れた。
その女性は少年はもう元の姿に戻ることはできない、
しかしこの宇宙の遠いある場所に、少年と同じ大きさの人々が住む巨人の星があると言った。
少年は藁にすがる思いでその女性の提案を受け入れ、
自分と同じ大きさの巨大な箱に入り、その星へと旅立った。

数ヵ月後、地球のとある街
川沿いの道を歩いていた少女は、ふと川岸にある箱に目が留まった。
気になった少女がその箱を開けると、中には衰弱しきった少年が入っていた。
驚いた少女はすぐに何か食べさせなければと、自分の鞄の中を探る。

「はい、どうぞ」

少女は一瓶の牛乳を差し出した。


438 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/26(木) 13:45:43
>>397-398いみがわからない。
少年のもともとの身長が130cmでそれがビルの大きさになってとんでいった巨人の星が地球てのが
さっぱり納得いかない。地球人はビルの大きさか?

それとも薬は麻薬でなにもかも少年の妄想か幻覚オチ?


448 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/26(木) 15:13:25
>>438
ウロ覚えだけど、箱に入ってた主人公を少女が見つけた時
カラカラに干からびてたから牛乳が飲めずに縮んだって事じゃないかな?
記憶違いだったらごめん

 

Dramatic irony (ジャンプコミックス)
Dramatic irony
(ジャンプコミックス)
藤崎竜作品集 3 天球儀 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 ふ 26-3)
藤崎竜作品集 3 天球儀
(集英社文庫―コミック版)