漂流教室(楳図かずお)
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622 名前:1/2 投稿日:2007/07/28(土) 17:16:22
- 有名な漫画だけど後味悪かったな。
「漂流教室」
ある日、主人公の少年の通う小学校が授業中に突然、大きな地震が起きる。
しばらくして、主人公達が外を見ると、そこは地平線まで砂だけの砂漠のど真ん中。
おまけに、周りを探索しに行った先生達は、四足で追いかけてくる化け物に食い殺される。
学校にいたほとんどの大人は、化け物に食われ
低学年の子供達は、空を飛んで帰れると集団で屋上から飛び降りる。
残り少なくなった子供達も、考えの違いから二分し、
食料を奪うたために殺しあったり、
迷い込んだ鼠により蔓延したペストに感染したりと段々と人数を減らしていく。
ついに、外へ探索に出かける必要に迫られ
外へ出て行く主人公達だったが、そこで主人公達はこの場所が
自分達がいた町の未来の姿…地球の未来の世界であることを知り、
また、四足の怪物が未来の人間の姿ではないのかという考えにいたる。
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623 名前:2/2 投稿日:2007/07/28(土) 17:17:04
- 結局何も得ることができないまま、学校に帰ってきた主人公達だったが、
そこでは、二分したグループの一つによる独裁的で暴力的な統治が行われていた。
主人公達の活躍により、なんとかその騒動も収まったが
そこには、何十人もの死体がころがっていた。
主人公達は、彼らを葬るため死体を集め燃やすと
主人公と中の良い女の子が、歌を歌いだしみんなもつられて歌いだした。
すると、今まで振る気配すらなかった雨がポツポツと降り出した。
これで、植物も育つし食料の心配もなくなると安心するみんなだったが、
同時に何とかして帰りたいという思いもあった。
そんな時、小学校で一番知識が深く頭のいい子が、ついに元の世界へ帰る方法を見つけた。
喜ぶみんなだったが、彼は帰れるのは一人しかいないと言う。
そこで、主人公達は話し合ったが、
帰るのは偶然授業中の小学校に迷い込んだ幼児を帰すとの意見にまとまった。
生き残ったみんなが見守る中、その幼児はもとの世界へ帰っていく。
元の世界では、行方不明の子供達の一人が戻ってきたと再びニュースになったが、
結局、よくわかっていなかった幼児からは、他の子供達の様子を伝えることはできなかった。
一方、主人公達は永遠に帰る方法を失ったものの、自分達の力で、この世界で暮らしていこうと決意する。
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624 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/28(土) 18:39:33
- >>622
シコウサクゴだ! シコウサクゴをやるんだ!
・・・はさておいて。『彼ら』は未来に蒔かれた種である、という意味で
明るい展望はあっても後味悪くは感じなかったけどなぁ・・・。
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625 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/28(土) 19:02:14
- 給食を届けてくれるおじさん(教師?)が給食を独り占めしようとしたり
子供どうしで殺しあったりで、読んだ当時はすごく憂鬱になった。
でも上級生の子が「私たちが下級生のお父さん、お母さんになるわ!」とか言った時は胸が詰まった。