謎のカード(C.モフェット)

508 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 18:50:13
とりあえず投下。『謎の話』っていう短編集より。

男が海外にいった時(?)、現地で仲良くなった女性から別れ際にメモを渡される。
 現地の言葉で書かれていたため男には読めずホテルや店の従業員に聞くと、
メモを読んだ従業員は顔色を変え、内容は教えずただ出ていけと言う。


509 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 18:52:43
ぶぜんとしながらもますますメモの中身が気になる男は、
自宅に帰ると妻に知り合いの話のように自分身に起こった出来事を話し、語学力ある妻にメモを見せる。
男の話を「あり得ない、おかしなこともあるものね」と笑いながら聞いていた妻だが、
メモを読むと態度を変え離婚するといい、出ていってしまった。

510 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 18:53:52
やっぱりメモが気になる男は一番信用でき、会社の共同経営者である友人に全てを話し
「何が書いてあっても君を信用する」と言った友人にメモを見せた。
しかし、やはり友人も態度を変え、さらには多めに会社の資産を分けるから共同経営をやめてくれとまで言う。
メモの内容には口を閉ざしたまま。
金以外の全てを失った男は外国語を習い始めた。もちろん、メモを読むために。
しかし、その頃にはメモは汚れ、破れ、さらには読み解く前に紛失してしまった。
男は途方にくれる。あのメモにはいったい何が書いてあったのか。

解説によると後日、リクエストに答えて著者がメモの内容を発表したらしいけど、
その短編集には書いてなかった。モヤモヤする。知ってる人教えて。


511 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 19:33:40
>>510
予想。「私はエイズです」

512 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 20:34:56
エイズなだけで経営をやめようとか言うかなぁ・・・
まぁ不治の病だし、怖い病気ではあるけどそこまでされるかなぁと思う

515 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 22:29:09
「私は神だ」もしくは「私は宇宙人だ」「プレスリーは生きている」っていうのはどう?
頭おかしくなっちゃったんだと思われて、奥さんも友達も去っていったっつーの。

518 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 23:31:34
「この男は○○事件の犯人である」
とかね。
メモごときで信じる信じないはまあ置いといて。

520 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/31(月) 23:50:57
>>510
作者はオチ考えてなかったんじゃないかな。
謎は謎のままで不可思議さを楽しむ。

524 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 00:22:52
>>520
でも後日メモの内容発表してるよ。
その短編では、謎は謎のままで であえて載せませんって解説にあったから知らんけど。
賛否両論 って書いてあった気がする。

527 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 02:32:29
>>510
微妙にラストが違うようだが、リドルストーリーの古典的名作と言われてる。
リーブランド・モフェットの「謎のカード」では無いだろうか。
ラストで主人公は、病気で危篤の女に会うことが出来たが、
女はカードの内容を言えないまま絶命、
彼がまたカードを見ると、いつのまにか白紙になっていた、って話だが。

それの続編だが、リドルストーリーをいろいろ紹介した本を書いた人の話では、
カードには悪魔の魂を描いた絵が書いてあった、という辻褄が合わない話だそうで、
作者も正解のことは考えていなかったのではないか、との事だった。


529 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 03:22:48
懸賞に当たるという偶然の吉事が結果的に不幸への入り口になっている皮肉がいいね

531 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/01(火) 09:41:59
>>527そうだ、それ!
すまない、忘れて自分で作ってしまったみたいだ。
悪魔だったのね。いやはやなんとも。
ありがとう。

 

謎の物語 (ちくま文庫)
謎の物語 (ちくま文庫)