瀬戸健太郎

275 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 23:42:42
ミステリ板からのコピペ

253 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2007/04/01(日) 23:16:59 ID:GVn5BqUi
子供たちの声が聞こえる。私はふと窓の外に目をやると、
ランドセルを背負った子供たちが家路についていた。
もう、そんな時間か。私は腕時計をちらりと見た。
「うちの健太郎がまた何ですか、いたずらをしたそうで。本当にすいません」
瀬戸健太郎の母親はさっきからずっと同じことを言っては、頭をさげている。
「母子家庭なもので、私のしつけが行き届かないせいなんですかねぇ」
「あなたのせいじゃありませんよ」
「でも、あの子がいたずらばっかりするのは、きっと母親に構って欲しいからなんです。
 さびしいんです。あの子を一人ぼっちにしている私が悪いんです」
「そんなこと、ありませんよ」
私はため息をつきながら言った。
「とりあえず、今日のところはお引取りください」
「本当にすいませんでした。家に帰ったら健太郎にはもういたずらしないよう、
 きつく言いますから」
「わかりました。わかりましたから」
母親は何度も私の方を振りかえっては頭を下げ、帰っていった。
私はやりきれない思いを抱えたまま、その姿を見送った。

「瀬戸の母親は帰ったんですか?」部下が私に尋ねた。
「ああ。」私はデスクの上の書類に目を落したまま答えた。
”瀬戸健太郎・42歳・小学生女児レイプ常習犯”
「彼女は息子がいつまでも小さな子供だと思っているんだなぁ。
 いや、そう思いこむことで辛い現実を直視することから逃げているのかもしれん」


276 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 23:48:12
↑小さな子供への性的虐待やレイプなど性的犯罪を、
いたずらと呼び称する風潮自体がすげー嫌いなので
それと相まって後味の悪さがよい感じ