スヌープス

370 名前:スヌープス1/2 :2008/07/30(水) 21:39:09
スヌープスっていう海外ドラマで、
レイプされて子供を産んだ後味の悪い話があったの思い出した。

主人公は小さな探偵社を営んでる女探偵(イイ女)。
そこに自分の産みの母親を探して欲しいと養女に出ている女の子から依頼が入る。
その子自身もすごく母親に会いたがってるけど、その子は移植が必要な難病で、
母親なら適合するんじゃないかって期待から養父母も母親を探して欲しいと思ってる。
で、主人公は母親を探して当てたんだけど、母親はその子に会うのを断固拒否する。
実はその子は強盗にレイプされてできた子供だった。
家に入った強盗にナイフでお腹を刺され、痛みと恐怖の中でレイプされて妊娠した。
宗教上の理由か何かで堕胎もできず、産みはしたけどその事はもう思い出したくない、
子供の顔も見たくない、その子は自分にとってその時の恐怖そのものなんだと、
その時に刺された傷を見せながら涙ながらに言う母親に
主人公も何も言えず、その子に母親を会わせてやるのは諦める。
とはいえ、幼いその子に(12~13才くらい)真実を話すわけにも行かない。
理由もうまく話せずただ「母親を探すのは無理」とだけ言う主人公を、
その子が「絶対に探し出すって約束してくれたのに。
あなたには私がどんなに母親に会いたいかわからない。」となじると、
主人公は自分の生い立ちを話して、あなたの気持ちは良くわかると慰める。


371 名前:スヌープス2/2 :2008/07/30(水) 21:39:43
「私の家は母子家庭だった。私を愛してくれてはいたんだろうけど、
生活が苦しくて母はいつも忙しく、あまり構ってはもらえなかった。
ある日母が橋の下に来た移動遊園地に連れて行ってくれた。
いつも忙しい母が初めて連れてきてくれた遊園地に私は有頂天だった。
メリーゴーランドに乗せてもらって喜び一杯で母に手を振った。
母も笑って手を振り替えしてくれて…
でもメリーゴーランドが一周して再び母の方を見ると母はいなかった。
かわりに知らない大人が2人私を迎えに来ていて、私はそのまま施設に連れて行かれた。
施設ではずっと母が迎えに来てくれるのを待ってた。
ドアが開く度、電話が鳴る度、母が迎えに来てくれたんだと思った。
大人になって母を探し出して一緒に暮らした事もあったけど、
もうやっぱりうまくは行かなかった。
でも、私は今30になるけど、今でも電話が鳴る度、ドアが開く度、
「お母さんが迎えに来た!」って思う気持ちがあるのよ。」

レイプされた母親と子供の話の後味悪さも、
幸せ一杯な瞬間に一気にどん底に突き落とされたような主人公の話も、
どっちも後味悪くてすんごい印象に残った。
ちなみに、母親は子供には会わず移植だけはOKを出したけど適合せず、
刑務所にいる強盗犯である父親が減刑を交換条件に
移植する事になっててさらに後味悪かった。


378 名前:本当にあった怖い名無し :2008/07/30(水) 23:35:17
>>371
主人公の昔話も切なすぎる…