電話がなっている(川島誠)
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255 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/19(月) 23:57:41
- 昔読んだ小説なんだが、タイトルも作者も思い出せない。
知ってる人がいたら是非教えて欲しい。
うろ覚えだが、内容は大体こんな感じ。舞台は未来の日本。
主人公には車椅子に乗った、足の不自由な彼女がいた。だが、その時代の法律に身障者は食用の肉として処理されるというものがあり、
彼女が処理されるまであと僅かな時間しか残されていなかった。ついに彼女が食用の肉になってしまう前日の夜、主人公と彼女は初めて体を合わせる。
そして彼女は食用の肉にされ、主人公がこれは彼女の肉かなあ…と、人肉を食べるシーンで終わり。
主人公の気持ちが何故か非情な感じで描かれていて、後味悪かった。
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256 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 00:14:34
- 川島誠の「電話がなっている」ではない?
体を合わせたシーンがあったか覚えていないけど、
似ているような気はする
これ好きだわ。最高に後味悪くて。
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276 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 11:42:25
- >>255
自分もこの話は後味悪くて好き。
中学のとき、学校の図書館で「誰かを好きになった日に読む本」というアンソロジーに収録されてて
さわやか恋愛ストーリーを求めて読んで鬱になったwその後記憶を頼りにぐぐって探して、
この話が収録されている川島誠の短編集買ったよ。「セカンド・ショット」というタイトル。その世界は15歳くらいで「試験」を受けてランク分けされて優秀な人のみ人生が保障され、
最下層ランク、+身障者が食肉決定…みたいな法律があって、
彼女は元々足が悪かったわけではなく試験の前に事故で怪我をしてしまった。
それまで彼女はスポーツも勉強も優秀な子で、精神的にも早熟で、
こんな時代にむしゃくしゃしていて早く大人になるためにと自ら好きでもない体育教師に抱かれた。
主人公は彼女と友達以上恋人未満状態だったと思うが、体育教師とのことを知り嫉妬。
彼女は「あんなこと早く済ませてしまいたかっただけ」と言い、改めて主人公に抱かれる。その後で彼女は事故って足が不自由になり、試験自体を受けられなかった。
主人公は試験を受け、普通に将来の安定が決まる。
彼女が食肉決定であることを心に抱えつつ、親に合格を喜ばれ合格祝いをされたりなんだり。かかってきた電話は恐らく彼女からで、合格おめでとうと言われるんだろうけど、
明日になれば暗い食肉工場につるされることになる彼女の肉体を思いながら
自分には電話を取る資格がない…という主人公のモノローグで終わり。
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289 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/20(火) 20:25:52
- >>276
うわあああ!!
昨日話が気になって「電話が鳴っている」を散々検索して、
話の流れや起承転結はほとんどつかめてたけど、
なぜ「電話が鳴っている」という題名なの?と一日中疑問に思ってたら、
そういう意味だったのかよお・・・・・・・・。
最後の電話くらいとれよクソ主人公・・。
ホンと評判通りのトラウマ小説だな・・。
こんなの誰かを好きになった時に読みたくねーよw