タイタス
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57 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/04(土) 21:35:54
- 映画「タイタス」。
復讐は女のたしなみとかいうキャッチコピーや、舞台ライオンキングの美術監督だかが
メガホンとるてのにひかれて、シェイクスピアも知らずに見たのが間違いだった。
そら映像美はすごかったけど、エグ・グロのオンパレード。
内容は復讐や報復が憎しみをよび、さらなる報復を生む…てな感じの悲劇
救いがなくひたすら後味悪かった。あらすじ↓
ローマの将軍タイタスは、敵軍を打ち破り勝利した。
自国の戦死者(息子含む)の鎮魂のため、タイタスは生け捕りにした敵国の将をいけにえにする事を決める。
同じく捕らえられた、敵将軍の母である敵国女王(王妃?忘れた)は、
戦が終わった今、どうか敗者に慈悲をと必死に命ごいをするが、タイタスはすげなく断り彼女の息子を殺した。
女王はタイタスを深く憎み、呪いの言葉を吐く。その頃ローマでは次期皇帝選出でもめていた。
一人はタイタス。国民からの人気も絶大で有力視されている。
もう一人は前皇帝の息子。こっちは馬鹿。でもタイタスは、自分はあくまで皇帝に対して忠誠を捧げた身…と辞退して前皇帝の息子を後援した。
だが馬鹿は新皇帝になったら調子にのって、美人と評判のタイタスの娘を嫁によこせと要求する。
けれど娘は新皇帝の弟(イケメンで真人間)と恋仲なので絶対嫌!と拒否し
娘の兄弟たち(タイタスの息子)も妹をみすみす不幸にできるかと反乱も辞さない覚悟でかばう。
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58 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/04(土) 21:36:48
- 新皇帝はタイタスに息子たちの鎮圧を命じ、それによって彼は息子の一人を殺すことになる
葛藤を覚えながらもタイタスは新皇帝に忠節を尽くし、捕らえた敵国の者たち
(最初にでてきた女王とか)を奴隷として献上する。
すると、新皇帝は敵国女王の美しさにすっかり魅せられて
奴隷から解放したあげく、王妃にしてしまった。権力を手に入れた敵国女王はタイタスへの復讐を開始する。
まず、新皇帝の弟とその妻になったタイタスの娘を襲う女王。自分の息子(いけにえにされた奴の弟たち)に皇帝弟を殺害させ
その罪をタイタスの子供たちへとなすりつけた。皇帝弟の妻になったタイタス娘は、女王息子が夫を殺す所を見ていたが
彼らにレイプされ、舌を切られたために喋ることもできず、腕を切られたためペンで書いて
知らせることもできず真犯人を告発できない。
我が子を一人自分の手で殺したタイタスは、罪により(冤罪だけど)
処刑されようとしている息子たちを、彼らだけでも助命を願いでる。
だがそんな彼に女王は冷たくいった。
「わたしが、あなたに息子を助けてと必死に頼んだ時、あなたはどうした?」一瞬言葉を失うタイタスだが息子のため、何でもするから…と懇願する。
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59 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/04(土) 21:41:39
- ならばお前の腕と交換だ、と女王から伝えられると、タイタスは一も二もなく腕を切りそれを献上する。
だが戻ってきたのは息子たちの首だけであった。あまりのむごさに絶望するタイタス。また、タイタスの娘は非情な暴力にさらされて心を閉ざしていたが
リハビリを始めており(犯人に報いを受けさせたい、と復讐にもえてる)
杖を残った二の腕ではさみながら歩いていた。土が杖でがりがり削られるのを
見ると、娘は突然狂ったように杖で地面に引っ掻きはじめた。自分と夫をこんな目にあわせた相手が誰なのか、娘は地面に書いて父親に知らせたのだ。
タイタスの絶望は怒りへと転じ、彼は復讐を決意した。
女王の息子を罠にかけて捕まえたタイタスは、彼らを残酷に殺すと
翌日、女王と皇帝に手紙を書いた。内容は「これまでの事についてお互いの誤解を解きたい」とか何とか。
タイタスは彼らを自邸へとまねき寄せ、豪華な食事でもてなした。
いぶかしく思う女王にタイタスは口を開いた。
「皇帝の弟君とわたしの娘をひどい目にあわせた犯人ですが……実は今ここにいるんですよ」
女王は自分の息子が犯人だと知ってるのでヒヤヒヤするが
見える所にはいないので、どうしたのかと思っている。するとタイタスは言った。「いま、あなた方が食べてます」
タイタスは殺した女王の息子たちを人肉パイにして彼らに出したのだ。絶叫する女王。タイタスは近くにあったナイフを手にそれを投げ女王を殺した。
皇帝は寵妃を殺され怒り心頭。今度は彼がタイタスを殺す。そこにタイタスの、生き残った息子がやってきて
こんな事になったのはお前のせいだとばかりに皇帝を刺し殺した。かくして復讐は終わりを告げ、タイタスの息子がローマを統べたのであった…。
おしまい
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78 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/05(日) 01:05:22
- >>57
映像美の演出でその話やったら、確かにグロそうだなあ