眠れる森の美女

593 名前:1/2 :2009/07/15(水) 03:03:19
「眠れる森の美女」がなんかすごいことになってる。
以下、Wikipediaの説明を要約。

・日本でよく知られている話
国王夫妻に娘が誕生→国中の魔女を呼ぶ→名簿から漏れた魔女登場→姫に死の呪いをかける→
他の魔女の機転で眠りの呪いに変更→成長した姫は錘が刺さって眠る→城中の人間が眠る→
100年後に隣国の王子がやってきてキス→姫が目覚めて結婚、幸せに。

・ペロー版
国王夫妻に娘が誕生→国中の魔女を呼ぶ→名簿から漏れた魔女登場→姫に死の呪いをかける→
他の魔女の機転で眠りの呪いに変更→成長した姫は錘が刺さって眠る→
国王夫妻は悲しんで城を立ち去る→100年後に姫は自力で復活→王子と出会って結婚→
姫は子どもを産むが、王子の母は人食いで姫と子どもを食べようとする→王子が阻止。
王子の母は気が狂って自殺


594 名前:2/2 :2009/07/15(水) 03:04:13
・バジレ版
姫誕生の席で占い師が災いの予言→予言通りに姫が眠る→
国王夫妻は悲しんで城を立ち去る→他国の王がやってきて姫を見つける→
眠ってる姫をレイプ→姫放置で自分の国に帰る→姫は眠りながら妊娠、出産。同時に目覚める→
もう一度姫を犯しに来た王が姫と子どもを発見→
王は国に帰ったが、姫と子どもが気になって挙動不審。妻に怪しまれる→
妻は王が隣国の姫を孕ませて子供を産ませた事実を突き止める→
妻、激怒。子どもを殺して王に食わせよううとするが、料理人の機転で救われる→
収まらない妻、今度は姫殺害を企てる→王、阻止。姫を助けて妻を火あぶりにして殺す。

バジレ版の王はなんかもう最低ではないかw


595 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/15(水) 03:42:02
>>594
眠り姫にも妻にも最低な王だな

599 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/15(水) 10:03:40
>>593-594
王(子)側の身内の女が子供を料理して食おうとするくだりは、
バジレ版の方がなんとく、ペロー版で唐突に実は王子の母は人食いでした~という理由でくるより
展開に沿って登場人物の行動原理というか感情の流れが自然な気がする。

600 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/15(水) 11:17:46
確かに唐突に王妃が人食い人種ってよりは嫉妬に狂った女が
子供を殺そうとしたって方が自然、と言い切っていいのか
分からんが話としては分かるな。

ペロー判は普通の人間にそんな感情があることを説明しきれないので
人食い人種だったって事にしたのかもしれないな。

 

完訳 グリム童話集〈2〉 (岩波文庫)
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(岩波文庫)(グリム版)
完訳 ペロー童話集 (岩波文庫)
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ペンタメローネ「五日物語」
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(バジレ版)