ホーム » 小説 » 小説/は行 » 初恋

481 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/19(月) 13:45:31
コバルトが季刊だった頃の、読者が投稿したショートショート。

「初恋」

老人は、今日という日を心待ちにしていた。
若い頃、身に覚えのない罪で投獄され、その後も何故かなんだかんだで刑期が伸び、
とうとう老人になってしまった。
けれど、それも今日で終わる。やっと釈放されるのだ。
しかし、何時になっても釈放されない。
看守に訴えても「何故か上から命令が来ないんだよ」としか教えてもらえない。
俺は死ぬまで牢獄にいるのか? と老人はパニックになった。

老婦人は、毎日のように教会でお祈りしていた。
老婦人が祈るのは、初恋の男性のこと。
「神様、あの人が飢えたり住むところに困ったりすることがありませんように。
悪い女に騙されたりしませんように」
神は祈りを聞き届け、老人は今日も刑務所で「保護」されている。


482 名前:本当にあった怖い名無し :2009/10/19(月) 13:55:41
>>481

ミニ覚えの無い罪ってとこから神の加護か・・・

後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...