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35 名前:本当にあった怖い名無し :2009/11/09(月) 13:23:45
あまり関連はないけど、タイタニック号に関する昔の映画を思い出した。
(有名なディカプリオのじゃないやつ)

幼い子供達を連れた上流階級の夫婦とそれに仕える子守り娘、
船中のシャワー室でレイプを受ける下層の娘、その娘に密かに惹かれる青年、
ドサクサに紛れて有価証券などを盗み出そうとする船上泥棒、など
いろいろな人々の人間模様が組み合わさって交互に描かれていたが、
そんな中のあるマダムのエピソード。

かなり年上(優しそうだけど、もう結構老年)の夫と結婚していたその女性は、
タイタニック号で偶然 昔の恋人(ダンディな紳士服の男性)と再会する。
女として枯れ気味の生活を送っていた女性は、急速に彼との昔の恋が盛り上がり
ついには夫と離婚して彼とやり直そうと決意する。
そうして、タイタニック号の無線から、夫に離婚の意思を告げる電報を依頼した。
その後、タイタニック号は氷山に衝突し、女性が避難ボートに乗る際
彼は「レディー達が優先だ」と船に残り、そのまま沈んでしまった。
救助船に保護され、港に着いた時、女性は人ごみの中に迎えに来ていた夫の姿を見つけた。
まだ彼の死に直面した心境も複雑なままで、どんな顔をして夫に会えばいいのか解らず
戸惑って「あの…、電報は…、一時の熱のようなもので…」と口ごもる女性に対し、
夫は「電報? 何の話だい?」と首を傾げた。
実は、女性が依頼した電報は、通信係の休憩→氷山衝突のゴタゴタで
船の無線からは発信されずじまいだった。
それを知った女性は、吹っ切れたように「いいの、何でもないのよ、あなた」と
真実は自分の胸に納めて夫の腕を取り、元通り自宅への帰路についた。

…まあ、彼が亡き今となっては、何も知らせずそういう元鞘に収まるのが
最善の選択(夫にとっても)ではあるんだろうけど、
しれっとした顔でそりゃあないぜ、奥さん~。

 

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