ホーム » 小説 » 小説/か行 » 虚像(阿刀田高)

73 名前:本当にあった怖い名無し :2009/11/12(木) 00:08:44
細部あやふやでタイトル忘れたけど、このスレでもよく名前のあがる阿刀田高の短編。
定年後だか間近で病死した、リーマンの葬儀にて。
喪主である未亡人は、同僚との友情、部下からの信頼を得ている夫を誇っていた。
ところが、弔問にやってきた部下も同僚も、通りいっぺんのお悔やみを言うだけで
誰一人親身な態度を見せない。
生前世話になりながら、なんと冷たい連中なのかと内心憤っていた未亡人が
控え室を通りかかると、同僚と部下の雑談が聞こえてくる。
内容は、会社にいた頃の故人は、奥さんのことを散々悪妻だ鬼嫁だと言っていたのに、
会ってみたらそんなんではない立派な妻君じゃないかと、彼女を誉めている。
(故人が喋ったらしい話は、常に夫を立ててきた彼女には全く覚えが無い)
そこで未亡人は気付く。
同僚や部下から篤い人望や敬慕を寄せられているというのは、
ただ、夫一人だけが語っていた話だったことを…

74 名前:本当にあった怖い名無し :2009/11/12(木) 01:20:27
>>73乙
でも普通は、人望があったら家に部下やら同僚やら連れてくるよね。
会社の人と一切関わった事がないのに、人望があるとか友情に篤いとか
信じ込む奥さんもちょっとおかしいような。

76 名前:本当にあった怖い名無し :2009/11/12(木) 01:51:52
>>73
乙です、自分もそれ(阿刀田高の短編)読んだ事ある!
嘘だらけの人生だったんだな、ともやもやした
>>74の疑問、妻は気にしていたけど、口の上手い夫に調子よく
はぐらかされていた気がする

 

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