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142 名前:『シベールの日曜日』1/2 :2010/04/22(木) 16:36:19
1960年代のフランスの映画『シベールの日曜日』

インドシナ戦争で戦傷を負い、記憶を失った青年ピエール。
彼に残された唯一の記憶は戦闘中に幼い少女を死に至らせてしまったというもので、それが彼を苛み続けている。
恋人で看護婦のマドレーヌと同棲しながら、近所に住む彫刻家の手伝いをしつつ、療養している。
ある日、彼は両親の離婚を機に寄宿学校に入学した12歳の少女・フランソワーズと出会う。
彼女の父母はどちらも娘の養育を拒否、事実上捨てられていたのだった。
寄宿舎のシスターにフランソワーズの父親と間違われたことを幸いに、
ピエールとフランソワーズは日曜日ごとに一緒に過ごすようになる。
それは決していかがわしい交際ではなく、心に傷を持つ者と捨てられた孤独な少女が
お互いを癒すように寄り添いあっていたのだった。
(彫刻家の言葉を借りると「ピエールは子供時代を生き直している。」)

だが、二人のことを知ったマドレーヌ(看護婦の彼女は日曜も仕事に出ていることが多かった)は不安を覚え、
友人に相談する。街の人々にも、二人のことがかなり広まっていることを知り、ショックを受ける。


143 名前:『シベールの日曜日』2/2 :2010/04/22(木) 16:38:08
やがてクリスマスがやってきた。
ピエールはフランソワーズを喜ばせるため彫刻家の家からクリスマスツリーを無断で持ち出す。
ピエールに理解を示す彫刻家は気にしないようにいうが、少女が宿舎を抜け出していることを知り
不安に駆られたマドレーヌは知人に連絡し、その知人は憲兵隊(警察)に連絡し、大騒ぎになってしまう。
ピエールは教会の屋根に上り、フランソワーズがかねてから欲しがっていた風見鶏を盗みだし、
彼女の元へ戻ったところを警官に発見される。
間の悪いことに、そのときピエールはフランソワーズに小剣を向けていた。
その小剣は実は占いに使う小道具で殺傷能力はないのだが、
警官は少女に害意を持って近づく変質者とみなしピエールを射殺する。
警官達に”保護”され「君の名前は?」と聞かれた少女は、
「もう、私には名前なんかないの。誰でもなくなったの!」
と泣きながら叫ぶのだった。

———————————
観客目線だと、ピエールに邪な思いはないのはわかるのだけど、
周囲の大人たちにしてみればそりゃ放っておけないしなあ。…後味悪い。


144 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/22(木) 17:17:22
>>142-143
乙。最後の少女の叫びの絶望感が凄いね。

ところでシベールはどこ行った?


145 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/22(木) 17:29:51
街の名前か、その地方の土地の名前とかじゃないか?

146 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/22(木) 18:00:17
女の子の名前が「フランソワーズ」になってるけど
相手の男に自分の名前をなかなか教えず
最後のクリスマスの時に始めて「シベール」って本当の名前を
教えるんじゃなかったっけ?
タイトルでネタばれしてるじゃん!!って見終わって思った記憶が・・

148 名前:本当にあった怖い名無し :2010/04/22(木) 19:21:45
>>143
たとえ本当の変質者だとしても、いきなり射殺かよ!
威嚇射撃とか、そういう手順はないのかね。

 

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