ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その113 » 甘い蜜の罠(関よしみ)

604 名前:1/2 :2010/06/01(火) 20:36:07
関よしみ「甘い蜜の罠」

主人公はごく普通の家に育った女子高生。
家族は母と姉、そして真面目一辺倒で「質素倹約」が口癖の父がいる。

主人公は前々からゲームデザイナーになりたいと思っており、大学ではなく専門学校に行くつもりであった。
しかし父はそれに猛反対し、大学に行かないなら学費は出さないと告げていた。

自由になるお金がないことに苛立つ主人公。
だがそんな時、偶然父が貰った宝くじが当たり、一億円という大金が主人公の家に入ってくる事になった。

それからの生活はガラリと変化した。
主人公は専門学校に行くことを許され、母はパートを辞め海外旅行に出かけた。
姉は高級車を購入し、家族みんなが有頂天になっていた。

そしてしばらく経った頃、主人公は夜の街で父を見かけた。
なんと父は会社を辞め、ホステスと一緒に繁華街で豪遊していたのだ。
父の変わりようにショックを受ける主人公。
一方で母は旅行先でブランド品を買いあさり、姉はほとんど家に戻らなくなっていた。


605 名前:2/2 :2010/06/01(火) 20:36:31
そんな時、姉が高速道路で玉突き事故を起こした。賠償額は一千万円。
丁度母が帰宅し、文句を言いながらも銀行に引き出しに行くが残高が全く残っていないとの事だった。

焦って家に戻る三人。するとそこにはうなだれた父の姿があった。
例のホステスに騙され、貯金を全額巻き上げられたらしい。
宝くじが当たったのは何か悪い夢だったのだと父は泣いた。
そこで家族四人は、再びやりなおす事を決意するのだった。

バイトを始め毎日忙しく過ごす主人公であったが、ある日姉が自分の制服で援助交際をしているのを見てしまう。
主人公はその場で問い詰めるが、姉はもうそこらのバイトなんかやってられないと言い放つ。
そして父は、再び何十枚も宝くじを買いつづけていた。

帰宅すると、そこには見知らぬ女性と話し込む母の姿があった。
どうも女性と生命保険の契約話で盛り上がっているらしい。
「是非とも家族全員入らせてくださいな。この先何があるか分かりませんものね…」
と微笑む母のコマでEND。

 

マッドパパ―関よしみ傑作集 (ホラーMコミック文庫)
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