C.M.B. 森羅博物館の事件目録/第42話「キルト」(加藤元浩)
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719 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 02:59:20
- 月マガより
CMBってやつ
ある大富豪の女性は、友人が残したメッセージの謎を解くために主人公に依頼する。
女性には一人の親友がいた。お互いに裕福な家庭に育ち、幼少期からお互いの秘密の場所を作って友情を育んだ
女性は、人生にはあらゆるものが準備されていて自分はそれを受けとるだけ。
という人生観を持ちながら育つ。大学を出て親友に彼ができた。親友の行動力驚き、陰ながら祝福した。
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721 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 03:09:44
- ある日、女性は社交パーティーで男性を紹介される。
それは親友の彼氏だった。ただ受けとるだけ…。その男性と結婚まで行った。
式には親友の姿は無かったが、旦那の仕事のためにインドに移住するさいに親友は来てくれた。
そして、女性にキルトを差し出し「大事にしてね」と言った。
その時の表情が、怖く感じた彼女は荷物の一番奥にキルトをしまいこむ
事業は成功し、子供三人に恵まれた。
インドから帰ってきた彼女は、親友の家に行くが家族に囲まれ、幸せそうな親友に声を掛けられず離れてしまう。
ある日、火事にあい三番目の子供と旦那を失う。
月日は流れ、年老いた女性宅に一人の男性がやって来た
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722 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 03:26:00
- 男性は、親友の孫であった。そして親友が亡くなったことを知る。
親友は死ぬ間際まで、あのキルトに託したメッセージに気づいたか気に掛けていたという。
女性が老い先短いのは明らかだった。そして、依頼を受けた主人公はメッセージの隠し場所を発見し連絡。
そこは、小さい頃二人の隠れ場所にしていたテーブルの下だった。
そこには
親愛なるメアリー。
わたしはあなたを許さない
電話先から息も絶え絶えの女性はなんと書いてあるの?と聞いてくる
主人公はこう言った
親愛なるメアリーへ。
そう書いてあるよ。
それを聞いた女性は穏やかな顔て逝った。
親族は、穏やかな最期を迎えた女性をホッとした顔で見送る
電話を切った後、主人公は泣いていた。見終わった後に、なんか後味悪かったな。
親友を裏切った女性も、死ぬ前までメッセージを伝えたかった親友も。
解いた人間が一番嫌な思いをしてるし…
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723 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 13:16:46
- >>722
メアリーはそのメッセージ聞くまで散々悩んでて、死ぬ間際に苦痛を与える事はないと思ったから、
主人公のやった事は正解だと思った。
主人公はやるせない気持ちになっただろうけど。
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724 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 13:33:59
- 親友彼氏(=女性の夫)が二人の女の友情裂いたのに存在感無さ過ぎてワロス。
好きの反対は無関心と言うけれど、親友は死ぬまでメアリーだけを恨んで
メアリーに乗り換えた彼氏のことはほったらかし。
孫がいるってことは結局他の男とくっついたってことだし。
一方のメアリーは与えられたから受け取っただけ。
そして人生の最期に耳にしたのは親友からのメッセージ(一部主人公によるカットあり)。
どっちも裕福らしいから逆玉狙いでもなしになんで乗り換えたか知らんが
実は百合カップルの当て馬だったんだな。
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728 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 18:10:19
- 当て馬って言葉がなんでここで出てきたのかよう分からん
その程度の男だったら死ぬまで恨み続けるとか変じゃないか?
まあそもそも百合カップルってとこからわけわからんけど
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729 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 18:15:45
- 〉〉724
腐女子並にたくましい想像力だなw
親友の彼氏と知ってて裏切ってるし非がないとはいえんなぁ
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730 名前:本当にあった怖い名無し :2010/06/07(月) 21:14:49
- >>728
>>724の当て馬とか百合ってところには賛同せんが、>その程度の男だったら死ぬまで恨み続けるとか変じゃないか?
この部分は、そうでもないと思うぞ。
男そのものよりも、「親友だと思っていたのに、裏切られた!」というショックとか
「このアテクシの面目とプライドを潰したあの女!!」みたいな恨みとか
「積極的に動いていた私より受動的なアンタの方がいい目を見やがって!」のような嫉妬とか、
そういう面の方が強そうには思える。