ホーム » テレビ » ドラマ/か行 » コールドケース/第2シーズン第19話「チェス」

748 名前:1/2 :2010/06/08(火) 19:58:23
同じく「コールドケース」の黒人差別の話。
主人公的な女性の上司(黒人。以下A)が直接関わった事件。

——
ある青年が、道端で死体となって見付かった。発見したのは小さいころのA。
遺体にはリンチされたような痕跡があったが、犯人に結びつく証拠が無いまま、迷宮入りしていた。
再度捜査に取り掛かるA。

場面&時代は変わって。
青年の父親は優秀なエンジニアだった。街の工場で白人労働者の上司として働いていたのだが、
人種差別は根強く、部下である白人に馬鹿にされたり、意図的に仕事をサボられたりが、日常茶飯事。
青年が父親の職場を見学に来た時も、白人たちは父親を馬鹿にしてせせら笑っていた。

ある日、青年の家のアメリカ国旗が、南軍(南北戦争の奴隷制を支持してた方)の旗とすり替えられた。
悪質な悪戯に憤り、青年が国旗を持って逃げる少女を追ってたどり着いたのは、街でも大きな銀行の
上役の家だった。少女は上役の娘だったのだ。

青年はその家の夫人(白人)とメイドの少女(黒人)に出会い、(どういう経緯かは失念)夫人に
チェスを教えてもらうことになる。青年は頭が良くて飲み込みも早く、夫人の好敵手として、
いつしか互いに尊敬し合い、夫へは秘密の友人関係を築くようになっていた。

夫人を通じてチェスクラブに出入りするようになる青年。そこで知り合った別の青年に
「いいことを教えてやる」と連れ出される。連れて行かれたのは夫人の家。夫人は留守のよう。
窓からこっそり覗いていると、ある一室からメイドの少女が泣きながら出てきた。そしてその後から、
衣服を整えながら出てくる頭取の姿が。頭取は、夫人が留守の間に少女をレイプしていたのだ。


749 名前:2/2 :2010/06/08(火) 20:00:01
正義感が強かった青年は、メイドの少女を説得し、警察に届け出ることにした。が、そこに正義は無く、
メイドの少女は話を聞いた警官に「どこに何が入ったんだ?再現してみせろ」等、辱めを受ける。
キレた青年は警官に殴りかかり、留置場へ。その後、警官は街の有力者である上役へ連絡を入れ、
事の成り行きを告げた。

青年の話を聞きつけた上役夫人が身元引受人になり、青年は釈放された。夫人は言う。
「もう二度とあなたとは会わない。余計なことは言わないで」と。彼女なりに「街を逃げなさい」と
警告を発したつもりだった。しかし、キング牧師がその翌日にワシントンで演説をすると知った青年は、
そこへ訴え出ようと決意する。

ワシントンへ向かおうとする途中で、青年は、上役とその指示で集まっていた工場の白人労働者数人に
車に押し込められ、森の中に連れ込まれて凄惨なリンチを受けた。そして、車のラジオから
キング牧師の「I have a dream.」から始まる演説が流れている中、青年は木に吊るされた。

青年が死んだのを確認後、その遺体は離れた場所に捨てられた。それを発見したのがAだった。

――上役は直接リンチに加わりはしなかったが、娘を連れて来ていて、娘はその一部始終を
見てしまっていた。そして、時代が変わり、その娘の証言によって犯人たちは続々と逮捕されていったのだった。
——

邦題は「チェス」なんだけど、原題が「Strange Fruit(奇妙な果実)」で、
吊るされた黒人の歌のタイトルだってのも、なんつーかもう本当に後味悪い。


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