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555 名前:Xトーク 1/3 :2010/07/19(月) 17:23:11
本当はどっちかわからない後味の悪さ ってので思い出した。

Xトークって短編ラノベ。
主人公は怖い話が大好きな女子高生。
学校の七不思議に興味を持って調べはじめたが、7つ以上の怖い話が集まってしまう。
どれが本当の七不思議なのか判別できない主人公はヒント探しに図書室へ行く。
そこで七不思議の冊子を発見した。七不思議に興味を持った昔の生徒が書いた本らしい。

主人公は似たような生徒がいたことに心強さを得て
ますますのめりこむが、クラスメイトの女の子に忠告される。
「怖い話に興味を持つと取り込まれるよ」
水を差されたようでむっとしたが、気にせず怖い話集めに没頭していた。
しか徐々に主人公の周囲で異変が起こりはじめる。
誰もいないはずなのに鏡に人影が映ったり、人が入れないような隙間から誰かが覗いていたり。
初めて恐怖を感じた主人公は、パニックになって女の子に相談した。


556 名前:Xトーク 2/3 :2010/07/19(月) 17:30:07
女の子は親身に相談に乗ってくれた。
学校の七不思議がたくさんあるのは、どれが本物かわからなくするためらしい。
本当の七不思議を知ってはいけないのだ。
主人公はすでにたくさんの七不思議(と言われる話)を集めていた。
怖い話は人に知られたがっている。だから関心を持つ人物に寄ってくる。
対策はできるだけ関心を持たないこと、一人にならないことしかない。

翌日から主人公は怖い話を話題に出さなくなった。
友人達には不思議がられたが、なりふり構っていられない。
ところが学校という場所は怖い話に溢れている。
教室にもベランダにも廊下にもトイレにも、どこに行ってもそこにまつわる怖い話がある。
避けたいと思っているのに、怖さのあまり「そういえばここの怖い話は…」と連想してしまう。
一人にならないように気をつけても、どうしても一人になる瞬間がある。
その結果、次から次へとオカルト現象を目撃してしまった。


558 名前:Xトーク 3/3 :2010/07/19(月) 17:33:58
6つのオカルト現象を体験した主人公は恐怖に陥る。
あと1つ体験すれば七不思議が完成してしまう。完成した時に何が起こるのか…
怖さのあまり泣き出した主人公を女の子が気遣ってくれた。
「今日は早退して、明日からしばらく休んだ方がいい。先生には言っておくから…」
女の子の言葉にうなずき、主人公はクラスメイト達から離れて一人で教室へ戻った。

教室のドアを開けた瞬間、中から誰かが飛び出してきた。
気にせず教室に入った主人公は異変に気づく。教室には誰もおらず静まりかえっていた。
不気味に思って出ようとしたがドアが開かない。窓に駆け寄っても、そこもびくともしない。
主人公は閉じ込められた。

またもやパニックに陥りかけた主人公は、一冊のノートを発見する。
ノートは先ほどぶつかった生徒が書いたものらしい。その生徒は図書室で見つけた冊子の作者だった。
彼女も主人公と同じように七不思議に興味を持ち、七不思議を集めて怪異を目撃した。
そして全て見つけた彼女はこの教室に捕らわれた。
教室のドアと窓は内側からは開かない。
誰かが七不思議にたどり着いてドアを開けてくれなければ、ここから出られない。
主人公は自分が作者の代わりに閉じ込められたことに気づいた。
そしてノートに残された作者の名字と、女の子の名字が同じことにも。

どうにか出られないかと鏡の中の人影に向かってわめき、本棚の隙間から必死に助けを求めた。
しかし七不思議に興味を持つ生徒はまだ現れない…

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女の子がどういう気持ちで協力したのかは不明。
行動だけ見れば姉の二の舞を踏まないように心配していたように見えるけど、
行方不明になった姉(冊子の作者)を救うために助けるふりして陥れたとも読めるんだな。

 

X(クロス)トーク (電撃文庫)
X(クロス)トーク (電撃文庫)


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