ホーム » 小説 » 小説/か行 » 基地はるかなり(城山三郎)

697 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/25(日) 12:45:31
かなり昔に読んだ本なので違う点もあるかもしれないが、城山三郎「基地はるかなり」。

主人公は満州で現地の少年兵として基地で働いていた過去がある。
友達や知っている兵隊さんが戦死してしまい、自分が生きていることに罪悪感を持ち
働いて働いてお国の為に死なねばならんと、鉱山で懸命に働いていた。
ある日事故で片足を失ってしまうが、それがきっかけで以前から自分に思いを寄せていた
美少女と結婚することになり、伝手で鉱山で働く人向けの売店を始めることになり、
娘も生まれてそれなりに幸せな生活を送るようになった。

しかし不況で鉱山は閉山、店も畳むことになり、妻は生活費の為夜の仕事へ。
体が不自由で思うように仕事も見つからず、
妻は次第に帰りが遅くなるようになり主人公は苛立ちを募らせる。
そしてついに、妻がかつての上司(黒い噂があり快く思われていない)の
愛人になっていることを知った主人公は直談判の為彼らを呼び出す。
何かあった時の護身用に硫酸を持っていったが、案の定ボディガードも連れてた元上司たちに
袋叩きにされそうになったので反撃。揉み合っている内に元上司とボディガードは死亡。
妻も硫酸で顔を焼かれ、主人公は裁判で死刑判決となった。

主人公は看守に十姉妹だか文長の雛を託され、最期までの日に育ててみてはと言われる。
最初は反発していたが、その内小鳥の姿に娘を思い、大切にかわいがるようになった。
育てた小鳥は娘の通っている小学校へ匿名で寄付し、娘や学校の子供たち、近所の人たちは
「小鳥のおじさん」と主人公に親しみを覚え助命嘆願の運動も起きたが、死刑は執行される。

主人公の人生って何だったんだろうなと思うと非常にむなしくなった。


698 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/25(日) 14:11:06
>>697
 身障者は、人なみの権利を主張するな。
 主張すれば、ろくなことにならん。
 まあ、これが表面的な主張で、城山三郎の言いたいのは
 庶民は、分をわきまえろ、身の程を知れ、思い上がるんじゃないって話だな。

699 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/25(日) 16:52:15
>>697
結末だけ見たら気の毒な気もするが
(事情があるとはいえ)主人公が甲斐性無しだから
嫁も上司の愛人にならなきゃならなかったんだろ、とつっこみたい

700 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/25(日) 17:37:13
でも、よく読むと身障者になってから結婚したんだな。

701 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/25(日) 17:53:29
つか体が不自由なのに
上司とボディーガード大の男二人以上敵にまわして生き残るとか強いじゃんw

 

硫黄島に死す (新潮文庫)
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