ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その114 » 木島日記(森美夏)

922 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/04(水) 20:02:36
昔読んだ漫画の
後味悪いっつーか有りがちな怪談話みたいな話なんだけど(小説とごっちゃにしてるかも)

戦時中の日本、ある作家が散歩中に道に迷って奇妙な古本屋に迷い込む
その古本屋の主人は不気味な仮面を付けた男で、作家は不審に思いながらも店内をうろつく
そこに、作家のPNが使われているにもかかわらず、作家自身は書いた覚えの無い本が置かれていた
本にはある青年の日記が綴られていた
青年はある機関の研究員だった。その機関は、オカルトじみた危険な研究や人体実験等を行なう組織だった
ある日、青年の元に一体の研究素材が届く
自殺癖があり拘束具を着せられた女は全身が傷だらけで、肌も髪の毛も真っ白で目だけが赤くうさぎのようだった
女はある夜、上流の川沿いに位置する商館から川に捨てられ、
水死体のように浮かんでいるところを機関に拾われたそうだ(この時すでに傷だらけであった)
青年は女に自分の研究分野の実験を行なっていくのだが、
女は白痴(脳に障害がある)であり、実験による苦痛が青年によりもたらされるものだと気付いておらず、
むしろ実験後に実験装置を外してくれる青年を救いの主を見るような目で見ていた
女は常人なら気絶するような音波を耳にあてられても平気でおり、まるで魚のようだと青年は感じた
青年はその女に愛着を持つようになり、玩具で遊ばせたり本を読み聞かせたり、言葉や勉強を教えていくようになる
女の学習能力は驚くほど高く、しだいに
(あとで分かったことだが、実は女は記憶喪失であり、学習等の刺激により元の記憶を少しずつ取り戻しているだけであった)


923 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/04(水) 20:04:04
※凄くうろ覚えなので違ったりするかも

青年の研究は一向に進んでおらず、機関からは早く結果を出すようにと指示がでていた
青年が実験で成果をだせないのであれば、女を機関に引き渡さなければならなかった
その後、青年の友人からの情報によると、実は女は川上から流れてきたのではなく、
満ち潮の海から川にやってきており、
それを知った機関は女を貴重なサンプルとして欲しがっているらしい
(後の話で明らかになるが、人魚に関係があったらしい)

青年は女を連れて機関から逃げる決意をする
情報をくれた友人の手助けもあり、脱走を決行する
青年は途中で出くわした研究員を殺害するのだが、それを見た女は記憶が全てよみがえり
泣きながら「全てを思い出してしまいました。あなたとは行けれません」と言い残すと、
頭で窓ガラスを割り(拘束具で手が使えない)喉を掻っ切って自殺した


924 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/04(水) 20:04:48
女に死なれた青年は、かつての恩師の元へ行く
恩師は死者の蘇りの研究をしており、青年は他に頼る相手が無かった
(このあたり覚えてない)
死者を蘇らせる儀式を行なう青年と恩師であったが、
蘇らせるはずの女の遺体が風船のように何十倍にも膨れ上がった
恩師は失敗だと叫び青年に逃げるように言った
女の体は青年の目の前で弾け飛び、肉片が青年の全身に降りかかった
恩師の話によると、女は既に一度死んでおり、それが原因で魂を呼び寄せられなかった
さらに、肉体を求めてさ迷う魂たちが我先にと女の体に飛び込んだのが破裂の原因であった

「その後、青年はどうなったと思います?」
日記を読み終えた作家に古本屋の店主が言った
「飛び散った女の肉片は青年の顔に張り付き、顔の一部となって今もくっ付いて離れないんですよ、こんな風に」
店主が仮面を外すと、そこには恋人の肉片をグロテスクに張り付かせた青年の顔があった
気絶した作家が目を覚ますと、そこは見慣れた散歩道であった
自宅に帰ると、玄関に忘れ物としてあの古本屋の日記が置かれていた
この後も作家は仮面の男にすトーキングされ続けた
終わり

この話しの後にも、ナチスの弾圧から仲間を守るために日本に来たゲイの話だとか
(すでに仲間は皆殺しにされていて、ゲイは助けを求めるけど誰からも助けられずに本国に強制送還される)
他人の身に降りかかる不幸を変わりに受ける能力を持つ男が、戦艦設計士の兄の面体を守るために
戦艦に乗って不沈艦を完成させるとか(それが大和だってオチ)
後味の悪い話が多い
一番後味が悪いのは、これが連載していた雑誌が廃刊になって、この話しも未完になったってことかな
さらに、作者が連載投げてるのか、他の雑誌で別の連載始めやがった

 

木島日記 上 (角川コミックス・エース)(全3巻)
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木島日記 (角川文庫)(小説)
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