レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち(石井光太)
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940 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/05(木) 17:14:17
- レンタルチャイルドって本を読んだ。適当なあらすじでスマン
インドにて物乞いで儲けるために四肢をわざと傷つける者がいる
物乞いする女性は同情を誘うために、赤ん坊を借りてくる者がいる
そして物乞いを牛耳るマフィアが、年端もいかぬ子供たちをさらって
身体障害者にし、自分のシマで物乞いさせ金を巻き上げる。
そんな都市伝説的な状況をこの目で確かめたい、
真実を知りたい著者の10年をかけた渾身のノンフィクション。著者は、「知らず知らずのうちに被害者から加害者になっている」ことも伝えたかったんだろうが、
胡散臭い日本人が胡散臭い場所で売春婦や子供たちを
金でもの言わせたり探し回ったりすれば、その人たちにも危険が伴う。
少女に付きまとえば、あとで少女は裏切り者と暴行受けるだろうと思いもせずに著者は堂々と探りまくる。
助けられないのはしょうがないが自分の行動がどんな結果を招くか考えなしで「知りたい」だけで先を進む。
そこが後味悪かった。本文の中では、身体障害の少年たちの性についてのくだりが憂鬱
尻の辺りが化膿し傷だらけの年老いたメス山羊と少年たち数人。皆障害をもってる
彼らは人気のないところに行って、山羊の手足を縛り少年達は老山羊を代わる代わる犯す。
「俺たちみたいなのをあいてする女などいるわけがないだろう?」
悲鳴を上げる老山羊の姿が浮かんで居た堪れない気持ちになった。