現状維持が快感

6 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/07(土) 19:15:07
アラーキーのアシが描いてた漫画で、外国の引き篭もり兄弟の話があったな。
ちょっとうろ覚えだが実話だそうです

どっかの国に広い敷地の豪邸があって、その家には兄弟が住んでいた
目が不自由な兄は屋敷に篭りっぱなしであった
弟は毎日街へ出かけてオレンジを百個買っていた
街の住人が兄を病院に連れて行くことを進めると、
弟は「オレンジを毎日百個食べていれば兄の目は治るから病院へは行かない」と頑なに拒んだ
屋敷は高い塀に囲まれ、門も締め切られ、弟はいつも長い梯子を使って出入りしし、部外者を寄せ付けなかった
若い頃は目が見えた兄は、一度だけ女性と付き合ったことがあった
兄はベッドの上で裸の恋人を目の前にしても
「君は美しすぎて触れることができない」と言い、結局指一本触れずに夜を明かした
兄弟はそろって変人扱いされていた
ある日、警察署に匿名で「兄弟の家に死体がある」という通報が入る
(詳細は知らないけど、弟が街に出てこなくなったのを不振に思った誰かが通報したか、
 または泥棒が入って中を見て通報したか何かだろうと思う)

警察が屋敷に踏み込むと、中には車や家具や色々なゴミやガラクタが山のように積まれ、まるで迷路のようであった
いたるところに侵入者撃退用の危険な罠が仕掛けられており、その罠の一つで弟の遺体が発見された。
自分で仕掛けた罠にうっかりひっかかってしまったのだ
そして二階の一番奥の部屋から兄の遺体も発見される
死因は餓死で、手には芯だけになった林檎が握られていた。
END

一緒に書いてあったが、日本の年寄り夫婦の妻が死んで(老衰)、
夫は誰にもそれを言わずに妻を床下に生めてそのまま何年も暮らしてたって事件があったらしい
引き篭もり気質の人にとっては現状維持っていうのは快感らしい