賭博黙示録カイジ(福本伸行)
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168 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 14:57:47
- 既出かもしれんが、福本伸行の漫画『賭博黙示録カイジ』
超うろ覚え。事前に補習しようかと思ってたけど、忘れてた。説明下手ですまん駄目人間カイジは借金があり、豪華客船に乗って、そこで金持ち達が道楽で催した博打ゲーム大会に参加する
ゲームに勝てば、借金をチャラにでき、さらに大金まで手に出来るかもしれないという可能性があった
しかし、負ければ身柄を拘束され、社会的に抹殺される(生体実験の実験体にされたり、
『普通』のセクロスに飽きた金持ちの相手をさせられ、どっち道死ぬ)というリスクがあったカイジは仲間と協力してゲームに勝とうとし、一度自ら身柄を拘束された。
カイジはマジックミラー越しにゲーム会場が見える広い部屋に監禁される
ゲームには「大金を払えば拘束された人間を救出できる」という裏のルールがあったが、
カイジの仲間は欲に駆られてカイジを見捨てた
カイジは泣き崩れた。監禁室にはカイジと同じように監禁室入りした冴えない泣き虫のオッサンがおり、
そのオッサンだけはカイジを心配して同情していたしかし、カイジは土壇場で逆転することに成功し、監禁室から開放される。
裏切った仲間の前に現れたカイジは、彼らを殴り、その場で有り金を全て没収した
仲間は泣きながら許しを請い、「その金は皆で強力して勝って手に入れた金だから、
船を降りたら皆でその金を分け合おう」と言ったが、
怒っているカイジは「この金は処分する」と言い、有り金全部で監禁室の泣き虫のオッサンを救出してしまう。
監禁室のオッサンは信じられない事態に感涙したカイジは無事に船を降りることができたが、船の中でも金を借りたため、借金は無くなるどころか逆に増えてしまっていた
それから借金を地道に返すためにバイトをしていたカイジであったが、再び賭博ゲームへのお誘いが来る
カイジは今度こそ借金を無くそうとゲームに参加した。今回も大勢の人間が参加しており、
カイジのバイト先の後輩(カイジをストーキングしていた)や、あの泣き虫のオッサンも参加していた今度のゲームは、高所の細い鉄骨を渡って向こう岸へ行くというゲームだった。
落ちれば確実に骨折し、打ち所が悪ければ死ぬ高さだった
金持ち達が下でパーティをやっており、参加者の誰が一番にゴールするかという競馬のような賭けをやっていた
つづく
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169 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 15:03:24
- 『賭博黙示録カイジ』続き
リタイアしてしまったカイジであったが、特別に次のゲームへの参加権を与えられた
次のゲームも鉄骨渡りであったが、今度の鉄骨の長さは前回の数倍以上であり、
さらに下が真っ暗(夜)で見えない高さだった
しかも、鉄骨に電流が流されていて、鉄骨に手を付くことも許されなかったカイジ達は皆で励まし合って鉄骨を渡っていくが、一人が落ちてしまい、
それがきっかけで他の者も動揺して次々と落ちていってしまう
カイジの目の前の角刈りが涙を流して震え出し、蹲ってしまう。
カイジは限界だと判断し、ゲームを取り仕切っていた男に「リタイヤだ!電流を止めろ!」と叫ぶ
他の参加者達も「止めてくれ!」と叫び出すが、取り仕切っている男はそれを聞き入れなかった。
結局角刈りの男は鉄骨に手を付けてしまい、電流に悶えながら落下していった
残っているのはカイジと泣き虫のオッサンとカイジの後輩だけになったしかし、カイジの後ろに居た泣き虫のオッサンは既に限界に達しており、
オッサンはボロボロと涙を流しながら前回の鉄骨渡りで手に入れた賞金の金券(ここを渡りきれば換金可能)を取り出すと、
「カイジくん、渡り切ったらこれを換金して、私の妻の所へ持っていってくれ。カイジ君なら信用できる」と言ってきた
カイジは「自分で妻に渡せ!」と必死にオッサンを激励したが、
オッサンは自身をどうしようもなく駄目な人間だと卑下し続けた
カイジは仕方なく小切手を受け取ったが、
「死の間際に自分以外の人間を心配することが出来たオッサンは上等な人間だ」と感じ、
カイジはせめてその気持ちをオッサンに伝えようともう一度振り向いたが、
そこにはオッサンはいなかった。カイジは号泣したオッサンは無音で落ちていた。あの小心者で泣き虫のオッサンが、
カイジを動揺させまいと、自分の口から漏れる嗚咽を必死に押し殺して落ちていったのだ最終的にカイジは向こう側のビルに到達する
カイジは小切手を取り出すと、自分が今回渡りきった分の賞金と、小切手の分の賞金を要求した
しかし、ゲームを取り仕切っている男はそれを拒否した
「君達は渡っている途中でゲームの中止を要求しただろ、あの少し後に鉄骨の電流は止めていた。
このゲームは無効だ。まあ、それを伝えなかったことで犠牲も出てしまったようだがね」
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173 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 17:46:27
- >>169ちなみにその後のカイジ
ゲームの進行役だった男・利根川の言い分にカイジは一瞬放心したが、
すぐに利根川に襲い掛かろうとし、黒服を着た男達に取り押さえられる
そんなカイジの様子を見ていた老人・兵藤は、日本最大規模の消費者金融会社の社長で、
客船や鉄骨でのゲームの主催者であり、利根川の雇い主だった
兵藤はカイジと利根川が二千万円を賭け、「Eカード」というゲームで戦うよう指示したカイジは「自分の耳を切り離す」という荒業で流れを変え、その後勝利した
カイジは片耳を失ったが、二千万という自分と
オッサンの妻(実際にはオッサンの借金はオッサンの息子が作った借金)を救えることができる大金を手にする兵藤は敗者である利根川に対し、残虐な罰ゲームを行なう。
兵藤は生粋のサディストであり、罰ゲームを嬉々として眺めていた
客船や鉄骨のゲームも、兵藤のそういったサディスティックな願望を満足させるための余興に過ぎなかったのである二千万を手にしたカイジにそこに長居する理由は無かったが、「本当に倒すべき敵は利根川ではなかった」と悟る
カイジは兵藤に対して二千万を賭けたクジ引きで勝負を挑んだ。兵藤はその勝負を受けた
カイジは即興の有り合わせでクジ引き箱を作るフリをし、イカサマを仕組んだ
しかし、勝負の直前、兵藤は「ただの勝負ではつまらない」と言い、
現金一億円と、小さなギロチンのような装置を持ち出した
そして、「こちらが一億円を賭ける代わりに、カイジには片手の指4本を賭けてもらう」と言った
カイジは一瞬動揺したが、負けるはずが無いイカサマ勝負なので、すづにその賭けに乗てしまうそして勝負が始まり、カイジと兵藤は二人で同時に当りクジを箱の中に入れた
イカサマで当りクジを引こうとしたカイジだが、隠しておいたハズの当りクジがいくら探しても見付からなかった
カイジは焦りながらも適当なクジを引くが、ハズレてしまう。
兵藤はカイジを嘲笑うと「今から当りを引く」と予告し、本当に当りクジを引き当ててしまうカイジは二千万と4本の指を失った
つづく
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174 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 17:48:28
- つづき『賭博黙示録カイジ』最終回
翌朝、カイジは病院へ向かう車に乗せられていた。カイジの耳と指は氷付けにしてあった
カイジは朦朧とした意識の中、何故自分が負けたのかを考えていた
兵藤は別れ際に当りクジをカイジに手渡し、
「このクジには王たる私の力が染み付いている。ご利益があるかもしれない」と言っていた
「まさか本当にご利益があるのか?」とカイジが思い、
クジを取り出して眺めると、クジにはうっすらと折り目が付けられていた
カイジが咄嗟にクジ引きに使った箱の底を調べると、小さく丸められた当りクジが入っていた
カイジはようやく負けた理由が分かった兵藤はカイジと同時に当りクジを箱に入れた時、
自分だけが分かる目印をしてこっそり折り目を付けていたのだ
これまでのカイジの賭博を見ていた兵藤は、カイジの大事な場面で慎重になる性格を見抜いていた。
一億円と引き換えに指を要求されたカイジが即決したため、イカサマ勝負であることも見抜かれていた
そして兵藤は難なく隠してあった当りクジを見付て、慌てるカイジの姿を見たいという理由だけでその当りクジを破棄していたのだ終わり
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175 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 18:00:08
- カイジは後味悪いうえに長い。
作者が休載しがちな上に、ぐだぐだと心理描写を延々と描く。
で、そんだけフラストレーションたまった挙句、
最後に後味悪い結末だったりするからうんざり。
話自体は気になるんだけどね。今も信頼を試すゲームとかで、カイジと関係ない
おっさんと雇われの不法入国外人二人で、
うまくいけば金、失敗すれば死のゲームやってるけど
どうせ最後は裏切って二人が死んで一人が金をせしめるんだろうと思う。
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177 名前:本当にあった怖い名無し :2010/09/12(日) 18:15:30
- >>175
>今も信頼を試すゲームとかで、カイジと関係ない
>おっさんと雇われの不法入国外人二人で、
>うまくいけば金、失敗すれば死のゲームやってるけど俺はコミックスで一気に読む派だからまだそれは読んでないけど、
設定とかルール読む限り初めから仲間に裏切りとさせるのが目的のゲームみたいだな
中国人が裏切りそうな気がする。中国人には国に貧しい家族がいるみたいだし、
会ったばかりの日本人とフィリピン人を助けるくらいなら家族を助けると思う
フィリピン人は金嫌いな性格みたいだし、裏切らないと思う