ストーカー

875 名前:自治スレでローカルルール他を議論中 :2010/10/07(木) 15:56:59
大昔の映画『ストーカー』の一部

この世界の一部の地域で謎の災害が発生し、それ以来その地域一帯は奇妙な現象の起きる恐ろしい土地となり、
誰も住み着かなくなった(実際にあった原発事故がモデルらしい)
政府は土地を隔離するが、一部の人間は土地の側に住み着いて、土地の中を案内する仕事を始めた
土地の最深部には謎の『部屋』があり、その『部屋』にたどり着けばどんな願いでも叶うのだと言われていた
(ただ、その土地は怪奇現象が起きるので、たどり着くのは命がけ。最深部まで行った人はごく少数)

ある時、案内人である主人公の元へ、学者と作家を名乗る二人の男が現れ、『部屋』へ案内してほしいと言ってきた
主人公は二人を案内し、何が起きるか分からない危険な廃墟の中を進んでいく
道中、二人は主人公に「『部屋』に入ったことがあるのか?」と質問してきた
主人公は「俺たち案内人の間では、入ることは禁じられている」と答え、過去の話をした

昔、主人公の先輩である案内人が『部屋』にたどり着くことに成功した。
先輩はかつて弟を亡くしており、弟を生き返らせるためにその『部屋』へとたどり着いた
しかし、帰ってきた先輩は大量の札束を抱えていた。『部屋』に入った先輩が手に入れた物は、弟ではなく金だった
自分が弟ではなく金を望んでいると知った先輩は絶望し、自殺してしまった

やがて主人公達は『部屋』の入り口に到達することに成功するが、学者は『部屋』の爆破を試みる。
こんなものは存在してはならないのだと学者は言った
そして作家が言った
「この『部屋』は願いを叶えるんじゃなくて、人間の潜在意識の最も醜い部分を具現化する『部屋』なんだ」

 

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ストーカー (ハヤカワ文庫 SF)(原作)
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