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886 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/09(火) 20:36:23
流れぶった切りかもだけど、思い出したので書いてみる。

ある村はずれの粗末な小屋に、武家の奥方(未亡人)と幼い子供が住んでいた。
生活はかなり困窮していて、食べるのもやっとという有り様だった。

ある日、村の有力者の倉から小豆が盗まれ、村人達は犯人探しにかり出された。
村人が奥方の小屋の前にくると、子供が、「あ~かい~まんま食べた~」と歌っていた。

村人たちは、犯人は奥方に違いないと思い、小屋へと押し入り、奥方を問い詰めた。

居住まいを正し、村人を迎え入れた奥方は、盗みなどしていないとキッパリ否定したが、
村人達はさっき子供が歌った歌は何だと問いただした。

すると奥方の顔色が変わり、包丁を掴むと、いきなり子供の腹を割いた。
中には「赤のまんま」という名前の雑草がぎっしり詰まっていた。

「この通り盗みなどしておりませぬ。」奥方が冷たい声で言い放った。


889 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/09(火) 20:59:20
前半ほぼ「雉も鳴かずば」だと思ったら最後がサイコサスペンス

890 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/09(火) 22:04:26
未亡人じゃなくて農夫な父親、腹に詰まってたのはアカガエル、ってパターンもあるよね。

901 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 00:53:48
>889

自分も出だしは「キジも鳴かずば…」に似てると思ったけど正反対の話なんだよね。

「キジも鳴かずば…」の話は病気の子供の為に盗みをして人柱にされたり、後味の悪い中でも美しいものがあったけど、
この話は農民より貧しく落ちぶれているのに、まだ特権階級のプライドが捨てきれず、そんなもんの為に子供を手にかける。
たぶん村人のことも見下してたんだろな。
すごく胸くそ悪い後味悪さだ。

>890
農民父バージョンもあるんだね。
赤ガエル…どういう状態で入ってたんだろ。


902 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 01:47:19
>雉も鳴かずば
泥棒ではなく、「○○の模様の着物のやつを人柱に→言った当人が着てて人柱に」ってバージョンもあるね

904 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 02:34:56
>>901
赤ガエルバージョンは

飢饉の年、庄屋の家から小豆が盗まれる
 ↓
村中が犯人を探してると、子供が「赤いまんま食うた」と言う
 ↓
村人「おまえ犯人だろ!」と家族全員殺しかねない勢いで子供の親を問い詰める
 ↓
親父、泣く泣く鎌で子供の腹を裂く
 ↓
赤いカエルがケロケロ飛び出す(丸のまま呑み込んでた)
 ↓
庄屋「許してくれ!」と土下座するも、親は子供殺したショックで廃人に


913 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 11:26:53
>>901
私が知ってるバージョンも>>904とほぼ同じ流れだ。

親が子供の腹を裂いたり、10代前半くらいの姉が幼い弟の(ryだったりするけど、
生活の互助システムが出来上がっている村落コミュニティーの中で村八分を喰らったら
文字通りその一家は生きていけない
     ↓
このまま不名誉な嫌疑を掛けられて一家全員野垂れ死ぬくらいなら、
本人は同じ死ぬならせめて身の潔白を晴らして逝かせ、
残りの家族は助かるように、という。

たとえ濡れ衣でもいったん皆に吊るし上げられたらお終いな
閉鎖的なムラ社会怖ぇ~~~っ!!((( ;゜Д゜)))
って感じの後味の悪さだった。


914 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 11:36:53
わりと有名な民話だよ。
このスレでも何度も出てきてる。

「赤いまんま」

昔、ある村に金持ちの家と貧乏人の家が隣り合わせに並んでおりました。
ある日、金持ちの家の蔵から、ほんの一握りの小豆が盗まれました。
金持ちはひどく腹を立て、盗人は隣の貧乏人に違いないと考えました。
隣の家へ出かけていくと、家の前で汚いなりをした子どもがひとりで遊んでいました。
金持ちは、猫なで声で尋ねました。
「坊、夕べは何食うた?」
「赤いおまんま、食うた」
金持ちは、にんまり笑いました。そして、すぐさま隣の家に入るなり、
唖然としている貧乏人の襟首を捕まえて、表通りにひきずり出しました。
村人たちは、何事が起こったかと、皆集まってきました。金持ちは、頃を見て、父親にすがっている子どもにいいました。
「さあ、夕べ何を食うたか、皆の前でいうてみい」
赤いおまんまじゃ」
金持ちは、大仰にいいました。
「皆の衆、聞いたか。夕べわしの家で小豆が盗まれた。白い飯すら食えんような貧乏人が、
赤いまんまを食うたそうじゃ。この男はさもしい盗人じゃ」
貧乏人は仰天しました。
「おら、いくら貧乏でも、人のものを盗ったことなぞ一度もねえ」
「なら、子どもが食った赤いまんまというのは何じゃ。盗ってないというなら、証拠を見せてみい」
貧乏人は困りました。村人たちの目までが、冷たく射るようにして自分を見ています。このままでは、盗人にされてしまいます。
しばらくの沈黙の後、貧乏人は、やにわ子供を抱え上げ、近くにあった鎌を子どもの腹に突き立てました。
そして、裂いた子どもの腹に手を突っ込むと、胃袋を取り出して金持ちの前に突きつけました。
ひるんで後ずさりした金持ちの鼻先で、胃をぎゅっと握りしめました。
中から出てきたのは、小さな小さな赤ガエルでした。
夕べ、食べるものがなかった貧乏人は、川でとってきた赤ガエルを子どもに与えていたのです。
村人たちの嗚咽の声と、新米をつけた稲穂が風でこすれあう音とが、辺りを包み込みました。
我が子を殺してしまった貧乏人は、目を泳がせて、ぽかんと口を開けて、ただ呆然と立ち尽くしていました。


916 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 14:03:01
>>914
前半は「きじも鳴かずば」と似てるね
こっちは娘が手まり歌で赤いまんま食べたと歌ったばっかりに、
父親の窃盗がばれて父親は人柱にされてしまった的な話だったけど

918 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 15:07:11
昔の怖い話って描写が生々しくてこわい

919 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 15:42:19
>904
丸飲みかよ…。生きたカエルが腹ん中からって、まんまホラーだね。

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