ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その117 » 銃夢/文明崩壊編(木城ゆきと)

975 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/11(木) 21:23:11
思い出したから埋め用に書く

未曾有の大災害によって人類の文明が失われ、氷河期となった世界が舞台
数人の吸血鬼で構成された「血族」という集団がいた。血族は人間をはるかに上回る身体能力を持っていた
空は分厚い雲に覆われて太陽光がさえぎられているため、血族は自由に地上を闊歩できた
血族は廃墟から廃墟へと移動してまわり、
そこに暮らしている人類の生き残り(知性を失っており、文明人とは言い難い)を虐殺して血を飲んでいた
吸血鬼に噛み付かれた人間は三日三晩激痛と幻覚に苦しめられ、ほぼ100%の可能性で死んだ
文明があった頃は人類から虐げられていた血族だが、世界が荒廃した今が自分達の時代だと感じていた
血族の長は1000年以上生きている(らしい)吸血鬼の男で、主人公は長の妻だった

ある日、主人公は狩りの最中に、突然変異した人間の群れに襲われ、不覚にも崖から転落してしまう
重症を負った主人公は気を失ったが、一人の人間の少年に助けられる。介抱された主人公は密かに涙した
技術者である少年の父が主人公に治療を施したが、主人公が人間ではないことが父にばれてしまう
主人公は重症で動けないながらも気丈に振る舞い「私は人類の敵、吸血鬼だ。私が動けないうちに殺せ」と言ったが、
父は「吸血鬼など迷信だ。君はただ特殊なウイルスに感染しているだけの、我々と同じ人間だ」と言った

少年と父(母はいない)が暮らしている場所は大勢の人間が集まって暮らしている地下シェルターであった
シェルターには世界が荒廃する前の人類の文明が残されており、
人々は氷河期が終わったら再び地上に文明を再生させようとしていた
吸血鬼であるが故に虐げられてきた主人公は、人類の文明が再生してしまうことへの不安を明かしたが、
父は血族と人類が共存できる世界を作ろうと言った

主人公が血族のアジトへ戻ろうとすると、少年が主人公に抱きつてきた
少年は主人公のことを好きだと言い、ずっとここに居てほしい、
お腹が減ったら僕の血を飲んでいいと言い、母親に甘えるかのように主人公の顔を見上げた
主人公はまた会えると約束し、シェルターを後にした
つづく


976 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/11(木) 21:25:11
つづき
主人公が行方不明になって以来、長は部下から「腑抜けになった」と陰口を叩かれ、
下克上を狙われるまでに落ちぶれていた
そして長はある日とうとう自殺を決意し、忠臣の制止を振り切って主人公の墓前で死のうとする
しかし、そこへ主人公が現れ、長は主人公を強く抱きしめた
長がそれほどの弱みを見せたのは初めてであり、主人公はそれほど想われていたということが嬉いと同時に、
シェルターに留まって帰るのが遅れたことを申し訳なく思った

その夜、二人はセクースしたが、長は主人公の体の傷跡を見て「適切な処置が施されている」と言った
主人公はやはり隠し通せぬかと思い、シェルターから持ち帰ったブドウ酒を長に飲ませ、
文明を再生させようとしている人間のシェルターがあることを話した
主人公はつい夢中になってそのシェルターがいかに大切な物なのかを長々と話し、
このまま血族が人間を刈り続けても共に滅びてしまうことや、人類との共存を説いた
主人公の5倍は長く生きている長の人間に対する憎しみは凄まじいものであり、
主人公ははたして自分の言葉が長に通じるのかと緊張していた
話を聞き終えた長は神妙な顔で「この酒は不味い」と言った
主人公の顔は曇ったが、長は「だが、いつか上手い酒を造れるのなら、それまで待ってみるのも悪くない」と言った

それから主人公はシェルターと手紙でやり取りをし、血族がシェルターへ招かれる日が決まった
主人公はその日を待ちわび、その様子を見た長は「まるで結婚式を待っている花嫁」と言って主人公を後ろから抱きしめた
主人公は微笑み、長も自分と同じ気持ちでいるのだと思った。自分達は憎しみから解放されて幸せになれるのだと思った
しかし、長の抱擁には別の意味があった。長はどこか辛く寂しそうな顔を浮かべながら主人公を抱きしめていた
つづく


977 名前:3/5 :2010/11/11(木) 21:26:35
つづき
血族が地下シェルターに招かれる日が来た。血族は父に導かれてシェルターの階段を下って行った
階段の途中に少年が立っており、少年はいきなり主人公の手を取ると何処かへと連れて去って行った

父は「息子の無礼をお許し下さい」と言い、ご馳走が並んだ小部屋へと血族を案内した
「奥様を呼んできますから、料理が冷めない内に先に食べていて下さい」と父は言い、部屋の扉を閉めた
血族の部下達は「まともに調理された食事など久しぶりだ」と涎を流した
部下達が料理を口にしようとすると、長は黙って剣をかざして部下達を制した
ただ一人、全身に包帯を巻いた男だけは長から制止を受けず、
包帯男は他の者達が長に制されていることに気付かずに一心不乱に料理を貪った

少年に手を引かれて行く主人公は、
少年が血族の男達の風貌を恐れているのだと思い、「私が守ってやるから大丈夫だ」と言い聞かせた
すると少年は立ち止まり、目に涙を浮かべながら「父さんを許して」と言った

包帯男は突如口から泡を吹き出して倒れた。料理には毒が盛られていた
部屋の扉は閉ざされ、床からガスが吹き出てきた
部下の一人が包帯男を抱きしめて名を叫んだ。包帯男はかつて死んだ自分の娘の名を呼び、涙を流しながらあぼんした
部下が長に「毒が入っていると知りながらこいつを見殺しにしたのか?」と言うと、
包帯男と仲が良かった他の部下が
「そいつは病気が脳にうつって余命残り少なかった。最後に美味いもの食えて幸せだったんじゃね」と言った

主人公は部屋の前までたどり着き、父に「吸血鬼も人間と同じと言ったのは嘘だったのか」と尋ねた。
父は「吸血鬼ではなく、どこの馬の骨かも分からない殺人鬼が怖いのだ」と言った
そして、主人公に「君は他の吸血鬼とは違い心優しい」と言い、
「君には永遠にこのシェルターの守り神になってもらいたい。私の息子の母親代わりになってくれ」と頼んできた
つづく


978 名前:4/5 :2010/11/11(木) 21:28:21
つづき  ここからかなりうろ覚え
長は部屋の中から主人公に問いかけた。「見ろ、お前にも分かっただろう、これが人間の真の姿だ」
長きに渉って人間の醜さを見て来た長は、人間が裏切ることを初めから分かっていた。
人間を信じる主人公を傷付けたくないあまり、罠と知りながらもシェルターに入ったのだった
長は続けて言った「選べ、血族か、人間か」

主人公は扉に近づきながら言った「誓って、私の恩人である少年とその父にだけは手を出さないと」
その瞬間、シェルターの男が主人公に襲いかかったが、主人公は一撃で男をあぼんし、銃を構えようとした父の指を折った
長は剣を構えて言った「この剣に誓う」
主人公は部屋の扉を開いた

父は「我々は最後の文明人かもしれない。我々が死ねば文明が失われ、人類は恐竜のように絶滅してしまう」と言った
しかし長は言った「我々は人間の負の歴史の生き証人だ」
そして長は大声で部下に命じた「皆殺しだ! 女子供も容赦せずあぼんしろ!」
部下達は待ってましたと言わんばかりに狂乱し、包帯男の弔いのために、
日頃の鬱憤を晴らすためにシェルターの人々を次々とあぼんし、文明施設を破壊していった
長は父と少年を無理矢理シェルターの外へと連れ出した

長は父と少年を小高い丘の上まで連れて行った。シェルターが燃えていくのが見え、父は悲鳴を上げた
長は少年の前に立ち、剣を構えると言った
「少年、我が妻の命を救ってくれたことに礼を言おう。
 しかし、君の純粋さが妻の心を惹きつけ、結果的に妻の心を傷付けたのは分かるな?」
後を追ってきた主人公が止めようとしたが、長は少年の片腕を切り落とした
つづく


982 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/11(木) 21:49:48
>>978続き
もう一行で説明するけど
長は、少年の血を浴びた主人公が本能で少年に噛みついて殺してしまうのを狙ったけど、主人公は自分と長に噛みつく
父親は息子を抱き抱えて何処かへとフラフラ歩いて行って吹雪の 中に消える

989 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/11(木) 22:21:27
さらに続きの話があるけど、携帯だからうまく書けんしよく覚えてないけど

それだと少年の孫と主人公が出会って、
主人公は今度こそ人間と共存しようとするけど長のせいで人間と血族の関係は破局する
主人公は孫と共に平和的に解決しようとするけど、
長は人間をジェノサイドする気で満々で人間たちも血族とやる気マンマン
人間が血族に敵う訳がないから主人公は長とタイマンで殺し合って、長は実は吸血鬼を越えた化け物で、
主人公が致命傷おって負けた瞬間に氷河期が終わって日光で長あぼん
主人公は孫によって日光から守られるけど、
後ろからやる気マンマンの人間たちが「血族ぬっころす」みたいな感じて押し寄せてくる
孫には人間たちを止める術が無くて、最後は人間たちが見ている目の前で孫の手で主人公あぼん


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...