ホーム » 小説 » その他書籍 » ブレンダと呼ばれた少年(ジョン・コラピント)

132 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/15(月) 02:18:39
「男性器切断で息子を娘として育てる」といえば、
『ブレンダと呼ばれた少年』が後味悪い。

1960年代、割礼手術の医療ミスで生後8ヶ月の男児が電気メスによりペニスを焼失。
両親が専門の博士に相談した結果、1才10ヶ月で睾丸も切除して女児として育てることに決定、女名に改名。
昔は人工陰茎の作成が技術的に難しかったのに比べ、徐々に穴を開けて人造膣を作るのは比較的容易で
性器奇形の半陰陽児なども「迷ったら女児にしておくのが無難」とされていた背景などもあるが、
博士は「出生時にはジェンダーは中立的で、成長の過程で性自認が作られていく」とする立場の権威だったため、
自説を証明するには一卵性双生児の弟がいるこの男児は格好の標本だった。
こうして男児は少女として育てられ、博士もその成果を発表。
ジェンダーは社会から後天的に形作られたものと唱えるフェミニスト達の間でも、
しばしばその実例として議論に取り上げられる。


133 名前:本当にあった怖い名無し :2010/11/15(月) 02:20:03
しかし実際には、本人は女の子として育てられることに強い違和感・不快感を抱いており、
その上、データ集めのためにまだ10歳くらいの子供のうちから博士にポルノ写真を見せられたり
「誰とファックしたい?」などと性的興味の方向性を探る質問を浴びせられたりされ、
嫌がると、保守的な性観念からの解放論者だった博士は両親に
「あなた達が性に羞恥心を持つような言動をするから子供にも拒絶感が生じるのだ。
 これからは子供の見ている前でセックスしなさい」
と迫ったりして、養育方針に悩んだ両親は、父がアル中・母がうつ病&自殺未遂・弟が非行など家庭内の環境がガタガタに。
膣造成の手術時期が迫っていた思春期の14歳のとき、ついに少女の服装をやめ男名に再改名して
その後 女性ホルモン投与で膨らんでいた乳房の切除やペニス造成を行い、
青年として生きるようになった。そして、20代半ばには子連れの女性と結婚もする。
博士はこうした不都合な事実は伏せ、世間には「家族とは連絡が取れなくなった」としていた。
その間にも、博士の理論に従って男性器を除去し女児として養育される半陰陽児は次々と発生した。

男性としての人生を歩んでいた当人だが、
ガタガタになった実家の家族関係は尾を引いていて、30代後半で双子の弟が自殺。
そのショックや、自身の失業・妻との離婚といった諸々が相まって、本人も自殺。

 

ブレンダと呼ばれた少年
ブレンダと呼ばれた少年


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...