ホーム » 小説 » 小説/な行 » にんじん(ジュール・ルナール)

994 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/15(水) 18:38:54
そういえばにんじんって小説も後味悪かったな。

家族からにんじんと呼ばれて、誰も本名で呼ばない少年が主人公。
にんじんは気持ち悪いから、みんなに嫌われている。
にんじんは性格悪いから、いじめたっていい。

ってな感じでにんじんと呼ばれる少年がひたすら家族にいじめられる。
親も兄弟もゲラゲラ笑いながら虐待して、少年は少年で
「にんじんだから仕方ない」って自分がいじめられてる現状を甘んじて受け入れてる。
辛さを感じないわけではなく、家族に愛されない自分、いじめられて当然という親の言葉、
そんな日々の絶望、それらがもみくちゃになって小学生で完全なメンヘラ。
ひたすら少年がいじめられる描写が淡々と続いて、何の救いもなく終わる。


996 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/15(水) 19:18:48
>>994
そんな作品が「名作童話」の括りなのが後味悪い気がする

997 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/15(水) 19:43:29
「にんじん」は、初めて読んだあと、なんかすごくイヤな疲労感があって
ホントになんでこんなのが名作といわれて学校図書館にあるんだよと思ってたけど。

わりと最近、ヨーロッパにおける「チェンジリング」(取替えっ子)という
迷信のことを知って、なんか納得したような気がしたんだよね。
チェンジリングというのは、自分の子供がある日突然、妖精のイタズラで
知らないよその子と取り替えられてしまう……と、親が思っちゃう現象(?)のこと。
要するに、自分の子供を愛せない親が、昔からこういう言い訳を使って
自分の子供に辛く当たることを正当化していたために生まれた迷信なんじゃないかって、…
まあこれは自分の勝手な解釈なんだけど。
堕胎間引きが多く行われてた日本とは違って(いやそれはそれでもちろん問題もあるけどw)
ヨーロッパ圏てキリスト教の関係で堕胎とか許されなかったみたいだから、
望んでないのに、育てられないのに、子供生んじゃう親が多かったのかなぁ、とか。

「にんじん」では、あの子の親がなんでにんじんをあんなに嫌いだったのか、
赤毛というシンボルアイテムを理由に漠然としか語られないけど、
それが却って、世の中にたくさんいる「親から漠然と嫌われる子供たち」からの
共感を呼んで、支持され続けたのかな、とか。辛いのはキミ一人じゃないんだよ、ってね。


998 名前:本当にあった怖い名無し :2010/12/15(水) 20:01:15
にんじんは昔読んだことがあるけど確かに後味悪かった。
後味悪いどころか何も解決しないで終わったから続編があるのかと思ってた。

 

にんじん (角川文庫クラシックス)
にんじん (角川文庫クラシックス)


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