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576 名前:本当にあった怖い名無し :2011/02/26(土) 20:34:29.83
仇討ちで思い出した。たぶん小説。

少年の父親が殺されて、跡取りだった少年は仇討ちの旅に出された。
それから十数年。にっくき仇はまだ見つからない。
故郷からの仕送りはとっくに途絶え、今では日銭を稼ぎながら暮らすのが精一杯。
とても仇を捜すどころではない。
というか十数年も経つと気持ちも萎えてしまい、仇が憎いのかどうかもわからなくなっていた。
しかし仇をとってないので故郷には帰れない。
だいたい今さら帰ったところで実家に居場所があるとは思えないし、
家は弟が継いじゃってるだろうし、仕官の口も見つからないだろうしで
考えるたびに「俺の人生いったい何なの」とヘコんでしまう。

偶然知り合った爺さんと酒を酌み交わしながら、そんな愚痴をこぼしていた翌日。彼は殺されていた。
実は二人が酒を飲んでいた店の店主が探し求めていた仇だった。
たまたま二人の話を小耳に挟んだ店主が、行方を突き止められたと早とちりして彼を殺したのだった。


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