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236 名前:七尾与史「失踪トロピカル」(1/2) :2011/04/04(月) 23:27:38.38
主人公(男)と恋人(女)がタイのバンコクに旅行中、恋人が失踪する。
誘拐されたと主人公が騒ぐが、警察も日本大使館も相手にしてくれない。
主人公は、バンコクに住んでいた恋人の兄と一緒に恋人を探す。
ついでに日本から、恋人の父に雇われた探偵もやってくる。

探偵は、事件の背後に殺人ビデオだとか人間解体ショーだとかをやっている
闇の組織の存在を嗅ぎつける。が、闇の組織に逆に捕まる。

主人公と恋人の兄が、色々あって組織の経営するナイトクラブを突きとめて潜入すると、
ステージに探偵が引きずり出されて来てギロチンにかけられて殺される。
次に見ず知らずの日本人女性が登場してチェーンソーで生きたまま切り刻まれる。
その次に出てきた四肢切断ダルマ女を、恋人の兄が妹(主人公の恋人)と勘違いして
ステージに乱入して大騒ぎして捕まって殺される。

主人公は騒ぎに紛れて逃げ、恋人の兄が泊まっていた安宿に辿り着く。
そこのオーナーやら隣の部屋の住人やらがみんな拷問を受けて殺されている。
受付のおばちゃんが殺されかかっているのを見つけて、おばちゃんは助けを求めるが、
主人公は犯人に見つかるのを恐れて見殺しにする。
が、その直後に犯人に見つかって捕らえられる。


237 名前:七尾与史「失踪トロピカル」(2/2) :2011/04/04(月) 23:28:30.97
その後、色々あって九死に一生を得て脱出する。

で、実は主人公の恋人は、闇組織に誘拐されていたが、
その後で組織にスカウトされて(そこらへんの理由は全く不明。説明なし)、
誘拐やら殺人やらに加担する側に回っていた。
一年後、主人公がそれを突きとめて彼女の元まで辿り着くが、彼女に殺される。
(ハッキリとは書かれていないが、そう暗示させる描写)

終わり

兵士でも工作員でも犯罪者でもない一般人の主人公が、プロ犯罪者相手に
気おくれして何もできない…というのは、ある意味リアルだと思う。
「恋人を救うのが第一目的なんだから、自分はここを生き延びなければ」
などと理屈づけて目の前の犠牲者を見殺しにするのも、ある意味、正論かもしれない。
加減を間違えなければ、物語を面白くする要素になるはず。
しかし、エンタテインメイト作品で、そんな場面ばっかり連続で見せられたらウンザリする。
ホント、中盤以降はそんなのばっかり。
別に、リアルさを求めて小説を読んでるわけじゃねーんだよ、こっちは。
なんでこんな展開にしたのか。読んでいて不愉快になるばっかりだった。

 

失踪トロピカル (徳間文庫)
失踪トロピカル (徳間文庫)


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