ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その121 » デトロイト・メタル・シティ/ナオキ(若杉公徳)

279 名前:1/2 :2011/04/08(金) 04:28:39.75
ギャグ漫画『デトロイト・メタル・シティ』の1エピソード。うろ覚え

デスメタル(暴力や破壊を連想させるような音楽)バンド「デトロイト・メタル・シティ(以下、DMC)」の
ギターボーカル「ヨハネ・クラウザーⅡ世」が悪魔の様な恐ろしいメイクを落とした素顔は、
羊の様な容姿で気弱な青年・根岸だった
根岸自身は普段はスイーツ(笑)を連想させるような甘い音楽・ポップミュージックを目指しているが、
レコード会社の社長によって無理矢理デスメタルをやらされるという二重生活を送っていた
(根岸に自覚は無いが、ポップの才能は皆無で、デスメタルに関しては「メタルモンスター」と恐れられる程の天性の才能の持主)

ある時、ライブを終えた根岸がメイクを落として帰ろうとしていると、一人の青年が話しかけてきた
根岸をDMCのスタッフだと誤解している青年・ナオキは、自分をDMCのメンバーにしてほしいと頼み込んできた
ナオキのデスメタルの才能を目の当たりにし、
前々からDMCを辞めたかった根岸は、ナオキを自分の替え玉にできないかと考えた
根岸は悪魔のメイクをしてクラウザーとしてナオキの前に現れ、
クラウザーの技術(一秒間に十回の「レ○プ」発言)、思考(目に付いた人を何となく殺す)、
知識(通天閣はクラウザーと東京タワーとの間に産まれた子供)等を何日もかけてナオキに教え込んでいった


280 名前:2/2 :2011/04/08(金) 04:31:50.66
やがてクラウザーは「もう教えることは何も無い」と言い、クラウザーの証であるギターをナオキに譲り渡した
ナオキはクラウザーが自分の全てを認めてくれたのだと感動した
生まれた時から孤独で他人を信用できなかったナオキだったが、
共に過ごすうちにクラウザーを家族と感じるようになり、心の中で「兄」とまで慕うようになっていた

その後、根岸はナオキは内緒でレコード会社社長にナオキを売り込もうとするが、
根岸以外を認めていない社長は根岸を殴り飛ばし、殴る蹴るの激しい暴行をくわえた

翌日、ナオキとの待ち合わせ場所に現れたクラウザーは大怪我を負っていた
クラウザーは突如「やっぱりお前は半人前だからDMCメンバーにはできない」と言い出し、
ナオキはそれに必死に反論して食い下がった
やがてしどろもどろになったクラウザーは
「技術とか殺人の経験があるかとかそういう問題じゃなくて…年功序列だから…DMC」と呟き、
呆然と立ち尽くすナオキからギターを奪ってそそくさと去って行った
公園には、産まれて初めて信じた相手に裏切られ、憎しみの塊になったナオキ一人が取り残された
終わり

 

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