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686 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/30(土) 06:00:38.91
昔読んだブードゥー・チャイルドって小説。
中学生の主人公が自分の過去に纏わる猟奇的殺人事件に巻き込まれる話なのだが、
その主人公の過去がちょっと後味悪かった。

主人公の母親は有名な旅館だか料亭だかの娘という事もあり、
母親の両親(祖父母)は非常に孫の誕生を楽しみにしていた。
しかし、結婚してから何年経ってもる事はなかった。
ある日、父親と共に病院へ行き、そこで母親は子供を産む事ができない体質だと判明する。
その事にショックを受ける母親だったが、祖父母を悲しませる訳にはいかないと父親と共にある決断をする。
それはアメリカに渡って代理出産を行う事だった。
夫婦旅行と偽ってアメリカへと渡り、そこで病院を通してある黒人女性に代理出産を依頼する。
それは上手くいき、二人は見事子供を授かる事ができた。
しかし、そこで問題が起こってしまった。
代理母の黒人女性は自分がお腹を痛めて産んだ子供を自分の本当の子供だと思い込んでしまう。
そして、「私の子供が日本人に攫われた」と憤り、空港へ向かい子供を連れ去ってしまう。
慌てる両親だったが、母親は代理出産の事がバレるのを恐れ、警察ではなく探偵に代理母の行方を依頼する。


687 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/30(土) 06:09:54.00
しかし、一度「子供が産まれた」という報告をしてしまったため、
祖父母から「早く孫に会わせてくれ」と毎日にように催促される。
その度に誤魔化し続けてきたが、ある日もう誤魔化す事はできないと代理出産の事を祖父母に告白する。
代理出産の事を受け入れられなかった祖父母は怒り、母親を罵倒し勘当する。
そんな事もあって精神的に追い詰められた母親は、探偵からの報告で代理母の居場所を聞き、単身でそこへ向かう。
ちょうど、その日がハロウィンだったという事もあり、死神の衣装を着て代理母が住んでいる町へと潜り込む。
そして、代理母にどこかから手に入れた拳銃を突きつけて「子供を返せ!」と迫る。
それに抵抗する代理母だったが、その時の取っ組み合いが原因で銃が暴発し、子供が撃たれてしまう。
逆上した代理母は拳銃を奪い、そのまま母親を撃ち殺してしまう。
子供は重傷だったものの一命は取り留めるが、母親は死亡してしまい、代理母は刑務所へと連れて行かれた。
残った父親は子供と共に日本へと戻り、何事もなかったかのような日常へと戻っていく。

 

ブードゥー・チャイルド (角川文庫)
ブードゥー・チャイルド (角川文庫)


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