ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その121 » 人魚姫(長田ノオト)

706 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/02(月) 20:46:28.94
マイナーだが漫画家長田ノオト氏の昔の短篇より

10代後半ほどの青年がいて両親と妹は以前事故に遭っており
両親は死亡、妹は両足切断となり激痛に耐える毎日だった
二人の食い扶持と医療費を稼ぎ事故の借金を返すため兄はいつも働き詰めだった
水泳が好きだった妹は早く死にたい、生まれ変わって人魚になりたいといつも話している
ある日兄は骨董品屋のウィンドウに「にんぎょ になるくすり」なるものを見つける
そしてその夜兄は妹にその薬を与える
「私が人魚になったら海に放してね。たくさん泳ぐんだ」と頼む妹
薬を飲むと全身が強ばり、妹の体は変化を起こしていく
そしてそこにいたのは「人魚」ではなく「人形」だった
本当は兄は店主からちゃんと人形になる薬だと聞いていたのだが
今の生活に疲れすぎて妹を人形にしてしまう道を選んだのだった
その後兄は人形となった妹の髪を梳かし今までどおり大事にしていたのだが
いつも来ていた借金取りに奪われてしまう
それで何故が借金はチャラになり、やがて兄は金持ちで優しい女性と巡り合い結婚した
ある月の明るい夜、眠れない兄が庭園を散歩していると
「お兄ちゃん」どこからか懐かしい声が聞こえる
彼の目の前に現れたのはあの日のままの人形の妹
あの後「魔術師のおじさん」に引き取られ命を吹き込まれ
足も作ってもらって歩き回る事も出来るのだという
泣きながら詫びる兄に「今は幸せだから平気、たまに淋しいけどね」と笑顔を見せる妹
そこへ魔術師のおじさんが妹を迎えに来る
「お幸せにね!」と明るく立ち去る妹の傍にいた男はあの時の骨董品屋の店主だった
あいつはどこまで知っているのか、全てはあいつの計算だったのか…
思い悩む兄の元に夫の不在に気付いた妻がやってくる
考えても仕方ない、それぞれの道を生きるだけという感じでエンド


708 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/02(月) 21:57:58.84
よくわかんない人形一個で借金チャラになってるし
借金取りも骨董品屋もグルで妹を人形にして回収するのが狙いだったということだよね?
そんだけの金をチャラにするほどの何をやらされてんだろ妹…

709 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/02(月) 22:04:40.85
骨董品屋の店主はBUKKAKE好きなんだろ

711 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/02(月) 22:44:10.99
>>708
妹は等身大の、球体関節人形になってる。
店主はおじさんというか、名探偵コナンのキッド(?)みたいな格好で、活劇調の話し方
(「はははっ! あなたもそれを承知していたのではありませんか!」風)をする。
で、『美しく、従順なパートナーとしての人形』が欲しかったらしい(性的な意味ではなく、美意識の観点)。

まあ・・・良くも悪くも妹は運命を受け入れたし、後味悪い雰囲気ではなかったなぁ。


713 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/02(月) 23:20:53.20
マイナーかつオタクだが言わざるを得ない
じまんぐしかもう浮かばない

 

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