ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その122 » 殻都市の夢/第2話「3年間の神」(鬼頭莫宏)

247 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/05(日) 12:12:19.68
エロ漫画

道端に一人の浮浪者が座り込んでいた
浮浪者は幼い少女で、やせ細り全身の骨が浮き出ており、飢えで今にも死にそうだった
そこに裕福そうな男が通りかかり、自分が生かしてやろうかと彼女に話しかけた
少女は声も出せない身ながら、頷いた
男は少女を抱え上げて自宅に持ち帰り、栄養剤の点滴を刺すとすぐに彼女を犯した

数カ月後、少女は肉がつきすっかり普通の女の子のような外見になった
男とは性交渉を重ねる日々を送った
とある性病に男はかかっており、それは感染してから3年ほどで死にいたるというものだった
少女も男から感染していた


248 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/05(日) 12:15:41.76
やがて男は病で倒れて寝たきりになった
少女は毎日その面倒を看ていた
食事作りのために買い物に出かけると、金持ちの囲われ者だと周囲の人々が露骨に噂をしてきた
少女は病気らしいとも知られており、治安の悪い街だが手を出す者もなく遠巻きに見られていた
男は、少女がつくる料理を不味いと言う
お前にとって食べ物は生きるためのものでしかなかったんだな、と男はつぶやいた
少女は男に喜んでもらえるよう美味しい料理をつくるようがんばったが、男の食は細っていった
男は自分の死後に少女が困らないよう読み書きを教えてくれた

249 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/05(日) 12:17:47.60
やがて男は死に、少女は男の残した書物を読みあさる日々を送った
しばらくして少女も寝たきりの状態になった
一人きりになった少女のもとに、警察のような組織の人々が現れた
彼らは遅ればせながら少女の事を知り保護しにきたのだが、もう少女は助からなかった
少女を性のおもちゃにして死に至る病を与えた男の事を恨んでいるだろうと彼らは訊ねてきた
少女はいいえと首をふり、はじめて会った時まるで彼が神に見えたと答えた
だから私は死んだら神様に料理をつくりに行くんです、と少女は微笑んだ

おわり


253 名前:本当にあった怖い名無し :2011/06/05(日) 15:12:02.47
鬼頭莫宏の「殻都市の夢」シリーズかな
男がペ様に似てるなーと思って読んだ記憶がある

 

殻都市の夢 (F×comics)
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