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103 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/13(水) 22:40:53.56
山田風太郎の「明治断頭台」
明治時代の警察官僚機構創成期を舞台にした、連作形式の推理モノ。

セックスした翌日には死者の口寄せができるフランス人の巫女とか
常に水干烏帽子姿の変り者の弾正台(今でいう監察)役人(探偵役の主人公)とかが登場する
山田風太郎らしいトンデモ要素ありの痛快娯楽ミステリー……かと思いきや、
最終回で主人公が「実はいままでわたしが捌いてきた犯罪はすべてわたしが仕組んだ!」
「犯罪者を腐敗役人が殺すよう仕向け、その腐敗役人も死刑にすることで日本政府の浄化をもくろんだのだ!」
「しかしその程度のことでは所詮、真の正義の政府など作りえなかった!」とか告白して
自分で自分をギロチンにかけて処刑しちゃうし、
主人公の手下っぽく立ち回っていた、憎めない小悪人て感じの邏卒たちは
フランス人巫女をフランス行の船に乗せる為に、警視庁相手に大立ち回りを演じて
全員血みどろになって死んじゃうし……
痛快娯楽ミステリーだと思って読んでたのに、こんなオチで茫然となった。

 

明治断頭台―山田風太郎明治小説全集〈7〉(ちくま文庫)
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〈7〉(ちくま文庫)
明治断頭台  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
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(角川文庫)


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