ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その123 » サハラ 女外人部隊/アンナ・スピル(平野仁)

204 名前:本当にあった怖い名無し :2011/07/17(日) 01:25:11.14
「女外人部隊サハラ」より
60年代のアンゴラ戦線を舞台に国も過去も捨て、
命と貞操を賭けて戦う女性のみの外人部隊。
その中の1エピソード。

部隊に「アンナ・スピル」という隊員がいる。
インテリでレズという属性のキャラなんだが、
これがひょんな事からアンゴラの解放軍ゲリラに所属する少年と恋に落ち、
非番の日は逢引きしてはセックスに溺れてるようになった。
隊員達には男が出来たのはバレバレだったけど、まさか相手がゲリラの一員とは思わず
友軍(ポルトガル軍)の兵士か行きずりの男だろうと見て見ぬ振りをしていた。

そんな中ポ軍の新型兵器のテストが行われる運びとなった。
その兵器は半径数~10km圏内に無数の爆薬や弾薬が降り注ぐもので
ゲリラを根こそぎ殲滅させるためのものだった。
恋人を死なせたくない一心でアンナは解散後すぐに少年に知らせにいく。
するとそこを隊長ヒステリーカ率いる部隊が取り囲む。
この作戦は最近ゲリラに手を読まれっぱなしのポ軍が内通者の存在を炙り出す為全部隊に行わせた
隊長と副官のみが事実を知っているフェイクだったのだ。
少年を逃がすが裏切るつもりはなかったと涙ながらに弁解するアンナ。
隊員達は呆れるも「除隊して彼と一緒に行きなよ」と彼女を庇う。
しかし隊長であるヒステリーカは信頼関係が砕け散った今、
「生き別れるか死に別れるか」しか道はないと告げる。
結果アンナは銃の有効射程範囲である460m先に丸腰で立たされる。
そして隊員達一人一人が万感の思いを込めて撃つという儀式なんだが
隊員達は皆アンナを殺す気はないから空に向けて銃を放つ。
しかし最後のヒステリーカは真っすぐにアンナを狙い射殺する。
副官ボーテンレガーは「女として死ねるアンナは幸せだよね、だから撃ったんだよね」
と号泣するが、ヒステリーカは遠い目をするだけで何も語ろうとはしなかった――。


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