相棒/シーズン7最終話「特命」

829 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/15(火) 00:45:47.46
ドラマ「相棒」のサヴァンの話(ミッチーになってからだから最近だと思う)が
後味悪かった記憶があるんだけどうろなのでまとめきれない。
誰か詳細知らないだろうか

928 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/20(日) 18:09:36.81
>>829
遅レスだけど
相棒にフランス人の出てくる話なんかあったっけ?と思ったら、
サヴァンって一芸に秀でてる自閉症のことだったのね。
シーズン7の最終話、神部(←及川ミッチーね)初登場の話。

ある日、特命係に一枚の見事な筆致で描かれた細密画が送られてくる。
その絵には、倒れた女性に覆いかぶさって首を絞めているような男が描いてあった。
さっそく送り主である駐在のいる村に出かける右京。
その絵の作者は自閉症で、姉と二人でひっそりと暮らしていた。
姉はムチムチ美人だが、恋人も作らずに弟の面倒を見ている。
弟は毎朝全く同じコースを散歩して「見たまま」を絵に描くというのが日課だった。
絵に描かれた女性は確かに最近死亡していたが、病死として処理されていた。
だが、弟は絶対に想像で物を描かない、描かれたものは真実だ、死んだ女性は事件に巻き込まれたのでは、
と疑問を抱いた姉が村の駐在に相談し、その駐在が、変な事件を扱うと噂に名高い特命係に絵を送ったのだった。
事件の真相は、早い話、息子の借金を返すために自殺した母が
「保険金が下りないから病死にしてくれ」と言い残したため、
村長以下有力者がこっそり遺体を処理したというもの。

つづく


929 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/20(日) 18:22:44.30
>>928つづき
弟が描いたのは、第一発見者が女性を介抱しているのを炭焼小屋の隙間から見た場面だった。
これでメインの事件は解決したが、次の日、弟が散歩コースとは外れた場所で遺体で発見される。
操作の結果、道標がずれて別の道を指していて、
その通りに進んだ弟が崖から落ちて動けなくなって凍死したという結論になる。
弟は最後に描いたと思われる4枚の絵を抱いていた。
その絵は、同じ人物の唇を描いた連作だった。
右京は絵を見て独自の推理をし、姉を呼びつけ自説を展開する。
「この絵の唇はごめんねと言っています。貴方は弟さんが亡くなった現場にいましたね。
弟さんの絵は実に詳細だ。唇紋まではっきり読み取れます。鑑定すればこれが貴方の唇だと立証されるでしょう」
泣き崩れる姉。姉は保護責任者遺棄致死により逮捕される。

これの後味悪なところ
1)母親が自分の為に死んで息子は大泣きしていたが、
 「こいつ反省してねえな、また借金するな」と視聴者が容易に想像つくところ。
2)右京が余計な推理をしなければ、弟は単純な事故死として処理され、枷が無くなった美人姉は晴れて自由の身になれた。
3)神部こと及川ミッチーが登場1回目にして空気になっている。

 

相棒 season 7 DVD-BOX 2(6枚組)
相棒 season 7 DVD-BOX 2