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274 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/18(日) 10:51:07.91
小説「レ・ミゼラブル」

主人公ジャン・バルジャン → パン一個の窃盗がきっかけで脱獄の罪も加算されて懲役20年近く。
出所しても世間の風は冷たく、ミリエル神父に優しくされて改心するものの、
前科者の前歴は、名を隠しマドレーヌ市長になって善行に励んでもつきまとってくる。
孤児になったコゼットを引き取り、ジャベール刑事の追跡を逃れ逃亡生活を送る。
パリで騒乱が発生し、マリウスという青年を命がけで助けるも、彼は気絶していてそのことを知らない。
コゼットとマリウスは結婚することになるが、前科者の経歴を嫌われて新居には近づけない。
娘同然のコゼットを嫁に出して気落ちし、やがて衰弱し死に至る。
死亡間際に、ジャンに命を救われていたことに気がついたマリウスが
コゼットを連れて臨終を看取ったのが唯一の慰め。

コゼットの母・ファンティーヌ → 軽い男にだまされて未婚でコゼットを生む。
子連れでは就職しずらいので、宿屋夫妻にコゼットを預けて働きにでるが、
宿屋夫婦はコゼットを下働きとしてこき使っておきながら、
コゼットの養育のためと口実をつけてファンティーヌから金銭を巻き上げつづける。
その送金のためにファンティーヌは工場での賃金の他に内職、市場の下働き、
自分の髪の毛や前歯を抜いて売却、果てには売春婦にまで身を落とすが、
送金された先の宿屋夫妻はそれを横領してコゼットのためには全く使っていなかった。
ついには生活苦で倒れ、マドレーヌ市長と名を変えていたジャンに救われる。
しかしその直後にジャンの素性がジャベール刑事にばれ、
コゼットが救われないと思ったファンティーヌは錯乱してショック死。

ファンティーヌの娘・コゼット → 幼くして母と別れ、宿屋夫婦に預けられ、
下働きとしてこき使われる。幼少期はもう児童虐待レベル。
母の死後、母の遺志を継いだジャン・バルジャンに引き取られ、
逃亡生活ではあったが経済的に不自由することはなくなる。
弁護士であり爵位も持っている金持ち坊っちゃんのマリウスと結婚して人生勝ち組。
ただ、作中では受動的なタイプでほとんど空気化していたような気がしなくもない。
マリウスとの結婚後、ジャンが恩人だったと知ったマリウスが言いだすまで、嫁に行ったからとはいえ
あれだけ世話になった養父に会いに行こうともしなかったくらい空気。


275 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/18(日) 10:51:43.47
ジャベール刑事 → ジャン・バルジャンを追い続ける執念深い刑事。
コゼットを待ちわびるファンティーヌに、ジャンの正体をばらしてショック死させた人。
そこまでして追い続けたジャンだったが、パリの騒乱の中、
仇敵に等しい自分を助けたジャンの慈悲深さに心を打たれ、
そんな慈悲深い人物を逮捕しなければいけない法の無慈悲と矛盾に絶望して川に身を投げて自殺。

マリウス → 母方の祖父に育てられて父とは疎遠だったが、
父の不遇な一生を知った勢いで祖父と不仲になる。裕福な祖父の庇護下を離れたことで貧乏暮らしに入る。
そこで美しく成長したコゼットを見かけて一目ぼれ。ストーカーよろしく周囲をうろうろし、
拾ったハンカチを彼女のものと信じて後生大事にしたりする。
でもそれはジャン・バルジャンのハンカチだったりするんだけど。
コゼットがイギリスに引っ越すと言う話を知り、
失恋同様のショックの勢いでパリの騒乱活動に参加、バリケードに立て籠もる。
そこで死にそうになるが、ジャンに助けられる。でも気絶していてそれは知らないまま。
重体で屋敷に運び込まれた自分を心配する祖父の姿を見て祖父と和解。祖父の跡取りとして男爵になる。
ジャンもコゼットを嫁に出す決意をし、市長時代に作った財産全部を付けてコゼットを送り出す。
財産付きの美人の嫁をもらい、弁護士資格も持っていて男爵という超ブルジョアの勝ち組。
王制反対のための暴動に参加してバリケードに立て籠もったのはなんだったのだろう。
ジャンの前科者の経歴を嫌い、財産付きの美人の嫁を貰っておきながら、ジャンと疎遠になる。
しかし後で彼が自分をパリの騒乱から救ってくれた恩人だと知って慌てて駆けつけるも、既にジャンは臨終寸前だった。
実父の時といい、後の祭りなことが多い青年である。

有名な小説なんだけど、結構悲惨な一生だったり残念な人ばかりがよく出てくる話。
「レ・ミゼラブル」というのも直訳したら「悲惨な人々」だったりする。


289 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/19(月) 02:29:08.32
>>274-5
ジャンバルジャンが刑事に追いかけられてるのは偽名で市長になったから?

290 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/19(月) 08:43:16.20
>>289
ミリエル神父に優しくしてもらった直後、人生初の優しさに戸惑って
「俺はこれからどうしたらいいんだろう…」と苦悩してたら、
少年が通りかかり、ジャンの足元にお金を落とす。ジャンが足をどけないと取れない。
苦悩し続けるジャンは全くそれに気付かず、俺の人生最大の苦悩を邪魔すんじゃねえと少年を追っ払う。

窃盗罪成立\(^o^)/

前科者の犯した罪なので通常より罪が重くなって警察に追われる身となりました。


291 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/19(月) 09:05:54.95
>>290
少年がジャンに説明してないなら後味悪いけど、説明したのにジャンが聞く耳持たなかったならジャンがDQN

292 名前:本当にあった怖い名無し :2012/03/19(月) 10:03:44.32
説明というか訴えていたね。
「おじさん、そこに俺のお金あるんだけど、足どけてよ」みたいに。
ただしジャンは「ミリエル神父…ああ、ミリエル神父の優しさにおれはどう報いればいいのか…ああ…」
みたいな感じで全く聞いちゃいなかった。気付いてなかった。
気付いた時にはジャンの剣幕に怯えて少年は逃げ去った後で、そこでジャンは足元に落ちていたお金にやっと気付き。
「え…あれ…? 俺、子供から金を取り上げたことになるのか…? せっかく悔い改めて正しく生きようかと思っていた矢先に…」
という顛末。
届けりゃよかったのかもしれないけど、たぶん当時のフランスは日本のような地域密着型の警官っていなさそうだし、
前科者の身で「盗む気は無かった」と言っても信じてもらえなかっただろうから、名乗り出るのも勇気がいったと思う。

 

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