ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その131 » さよなら私たち(香魚子)

41 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/06(水) 06:30:56.10
最近読んだ短編少女漫画「さよなら私たち」

気がつくと三途の川の前に立っていた女子高生A(短気で自分勝手)とB(メガネで地味、トロい)
二人は何故か手を繋いだまま離れることが出来ず、生前の記憶も無い
だが三途の川は一人ずつでないと渡れないらしく、AとBは一日だけ下界に戻され記憶探しをする羽目に

通っていた高校、そして互いの家を訪れた二人。そこで以下の情報を手に入れる
・Bはクラスメイトの男子生徒Cが好きだったらしい
・CはBとAの訃報を知って泣いていた(ので、Aは「Bを想って泣いてるんじゃない?」と言う)
・Aの家は金持ちで義理の母と姉がいたが、実父は既に死亡
・そのため家族との折り合いが悪く、義姉は「死んで当然」、義母は「もう二度と思い出したくない」と陰口を叩いている

複雑な家庭事情を知り、少し落ち込んだ様子のAを励ますB
一方Aは、生前のことでひとつだけ思い出せたのは、教室で勉強していたBの後ろ姿だと話す
それを聞いたBが「私たち、生きていた時にはお友達同士だったのかも」と言うと、Aは嬉しそうに笑う


42 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/06(水) 06:35:54.41
夕方になった頃、二人は花束を持って歩いて行くCを見かける
ついていくとそこは駅のホームで、Cの姿を見かけた同級生たちが噂話を始めた
「Cも相当ショックだろうね、ずっとAのこと好きだったんでしょ?」
「けど、趣味悪すぎだよね。AはBのことずっと苛めてたんだし」

生前、義母から素行について責められ続けたAのストレスは、優等生であるBへの苛めへと繋がった
耐えかねたBはCに助けを求めたが、Aを想うCは「あの子はそんなことしないよ」と答える
そうしてそれが引き金となり、Bは思わず電車待ちをしていたAを線路に突き飛ばしてしまう
しかし落ちる間際にAがBの腕を掴んだため、二人は一緒に轢かれてしまった

全てを思い出した二人の手は離れ、ついでに足下から体も消え始める
そのせいかお互いを恨む気持ちも何も浮かばなくなっていた
「それが死ぬってことなのかも」と話すAに、既に首まで消えかけたBは「手を繋がせて」と言う
駅のホームには、Cが持っていた花束がひとつだけ残されていた


44 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/06(水) 06:37:05.36
A、B、C全員に非がある上に、淡白過ぎる終わり方で逆にモヤモヤくる話だった
線が細くて透明感のある絵柄だから、余計に暗さが際立ってるのがなんとも…

 

さよなら私たち (マーガレットコミックス)
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