ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その131 » 野辺の送りに消えた女(高階良子)

905 名前:1/2 :2012/07/02(月) 21:10:39.27
高階良子の短編漫画「野辺の送りに消えた女」

主人公は24歳のしとやかな若妻。
29歳の夫、寝たきりの姑と暮らす。
(姑は老婆すぎる見た目だが、昭和50年代の作品だから仕方ない)
田舎町の役場勤めの夫は、19歳の女事務員と不倫している。

若妻は姑に心から尽くしている。
「24歳という年齢より老けて見えますのは、看病疲れのせいでしょうか」
「私が姑に尽くせば尽くすほど、優しい夫は罪悪感に苦しむのです」
という地の文がある。
若妻は姑と(看病疲れの)自分のため、鍼の勉強をするうちに免許まで取得する。
看病の甲斐もなく、姑は亡くなる。

葬儀の手伝いにやって来た夫の同僚の中に、不倫もいる。
若妻は「不安だから」と、不倫を無理に泊まらせる。
不倫は夫に、
「いつになったら奥様と別れてくださるの!?」
とテンプレ通りに詰め寄る。

客間で、若妻は遠慮する不倫に鍼を打ってやる。
特殊なツボを打ったので、手足が動かなくなる不倫。
若妻は、そのまま休めば疲れが取れますわよ。と静かに微笑む。
不倫はいつの間にか寝入ってしまう。


906 名前:2/2 :2012/07/02(月) 21:11:54.49
翌朝は土葬のための野辺送り。
不倫の姿がないので、夫は訝しむ。若妻は、
「きっとお帰りになったのよ」と微笑む。

姑の柩はやけに重い。
担ぐ人々に若妻は詫びる。
「お義母様のお好きだった道具類を全部入れてさしあげましたの」
「重いのはそのせいでございましょう」

不倫の視点。
あたりが騒がしいので目が覚める。
(あら、まだ暗いのに…)
「不倫君はどこ行ったんだ?」
(朝早くからどうしたのかしら、あたしは客間にいるのに)
「じゃ、行くぞ…1、2の3!やけに重いな」
不倫の体がぐらりと揺れ、背中に冷たいものが触れる。
若妻の声「お義母様のお好きだった道具類を全部入れてさしあげましたの、重いのはそのせいでございましょう」
不倫の体は、鍼のせいで動かない。

若妻が鍼で不倫の体を麻痺させて、姑の柩に放り込んだ。
不倫は死体と一緒に生き埋め、という無残な結末。


907 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/02(月) 21:30:41.78
麻痺が解けたら、ワンインチパンチで棺桶を破壊して脱出すれば良い

908 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/02(月) 22:12:43.91
面白かったけど後味悪くないw

909 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/02(月) 23:50:13.96
強いていうなら
不倫の方じゃなく夫を責めるのが筋道だと思うんだが
自分の母親世話させて不倫しておいてお咎めなしってのがな

910 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/03(火) 00:14:00.95
>>907
MythBustersでそれが可能か検証してたけど、不可能だってさ。

 

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