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160 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/12(木) 12:51:10.94
三島由紀夫「鏡子の家」

主人公の鏡子は金持ちの家付き娘。夫は、気に入らないので追い出した。
小学生の娘は父を慕っているが、鏡子はそれを知らない。
鏡子は大の犬嫌いである。
夫は犬好きで、大型犬を飼っていた。別居の理由の一つである。

鏡子は娘を家政婦に任せっきりで、気に入りの若者と遊び回る毎日だが、彼らは転落していく。

拳闘部所属の大学生。
チャンピオンになったその夜、チンピラに喧嘩を吹っ掛けられて右手に重傷を負い、引退を余儀なくされる。
その後、右翼団体に所属する。

美貌だけが取り柄の大学生。
母親の借金のために、女高利貸(ブス婆)の男妾になり、SMで殺される。

新進気鋭の画家。童貞。
スランプで何も描けなくなるが、神秘体験の後で南米行きを決意し、鏡子に童貞を捧げる。

別居から数年、鏡子の財産は目減りしていた。
今や、屋敷の広間をパーティー会場に貸し出す「パーティー屋」に落ちぶれた鏡子に、
成功者となった別居夫が復縁を持ちかける。

鏡子は娘と二人、夫の帰還を待つ。
「いい?お父様がリビングの扉をお開けになったら、二人で「お帰り遊ばせ」と言うんですよ」
リビングの扉が開き、大型犬複数の鳴き声とともに獣臭がどっと溢れた。終わり。


161 名前:補遺 :2012/07/12(木) 13:00:52.69
気に入らぬ夫にすがるしかない、娘のために働くわ!とは思わない元お嬢様の鏡子と、転落した青年たち。
後味悪い。

鏡子の幼なじみ(使用人の息子)のサラリーマンの挿話。
優秀なので夫婦でアメリカに赴任したが、妻は孤独に耐えられず不倫した。
相手は夫を口説いてフラれた、取引先のホモ。
不倫を夫に打ち明けるが、あっさり許されて、逆に愛されてないんじゃないかと不安になる。

記憶だけで書いた。

 

鏡子の家 (新潮文庫)
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