ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その132 » 人間交差点/腐葉の森(弘兼憲史)

250 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/18(水) 18:24:05.89
人間交差点のうちの1話。まとめるの下手だけどやってみる

主人公は有名企業の工場長を勤める夫の転勤のため、都心から田舎へ引越してきた。
静かでのどかな環境に歓喜する主人公。
早朝に散歩していると、配達中の牛乳屋に出くわし、自分の家にも配達してくれと頼むが
ふとしたタイミングで付けていた口紅が牛乳屋の頬に付いてしまう。
それを横目に、ジョギング中らしき女が駆け抜けていった。
平謝りする主人公だが、牛乳屋曰く、今走り抜けたのは村の駐在所の妻であるという。
「今の言いふらしやしないかなぁ…あの人村一番のスピーカーなんですよ」
牛乳屋はひたすら心配していた。

数時間後、主人公が駐在所に挨拶に出向くと、妻である先ほどの女Aも一緒にいた。
主人公が女に声を掛けようとすると「初 め ま し て 」とAからの挨拶。
すれ違ったのにも関わらず、主人公とは初対面のようなフリをするA。
主人公が怪訝に思っていると、突如何者かにケツを触られる。
触ったエロジジイは村の医者であり、美女のケツを触ってしまう癖があるというw(警察官の目の前なのにw)
ついでに医者にも挨拶をする主人公。


251 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/18(水) 18:26:37.09
都会から来たエリートの美人妻ということで、主人公はAにいたく気に入られ
お互いに家を行き来する仲になる。
だが主人公は、開けっぴろげなAに心を開いた訳ではなかった。
主人公には、薬物依存症という過去があったのだ。地獄のような毎日を過ごしていたが
献身的に支えてくれた夫と結婚して立ち直り、やっと幸せを掴んだのだった。
Aの話は「××はああ見えて昔やんちゃしてたの、怖いわ~」「○○は、昔麻薬やってたんだって、恐ろしいわねぇ」
と、ほぼ村人の噂話ばかり。どこからか駐在所に入ってきた情報をそのまま周りに広めてくれる。
主人公は不安だった。この情報収集力、いずれ自分の過去もバレてしまうのも時間の問題では…。

そんなある日、Aは自分の早朝ジョギングに主人公を誘う。
主人公は気乗りしないが、もし断ったら牛乳屋の一件やシャブ中の過去をばらされそうな気がして断れず
誘いにのり、毎日ジョギングをすることに。
だがある日、Aの存在でフラストレーションの溜まる一方となっていた主人公は
ジョギング中に橋の上からAを衝動的に突き飛ばし、その結果Aは死亡してしまう。
慌てて人を呼びに行こうとする主人公だが、ふと思い留まる。
自分は毎日Aに怯えて暮らしてきた。やっと掴んだ幸せだ、絶対に手放したくない。
早朝ということもあり、2人でジョギングしていたことは誰も知らない。
目撃者はいない、この女さえいなければ―


252 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/18(水) 18:27:48.39
Aの死はジョギング中の事故死で片付けられた。
主人公はAの葬儀に参列するが、その際にA夫である駐在より
ド近眼であったAだが、走っている途中に外れたら嫌だから、と裸眼でジョギングしていたということが分かる。
コンタクトをしてたら、こんなことにはならなかったと泣く駐在。
Aは愕然とする。だから、挨拶の際に初めましてと言ったのだ。
牛乳屋と主人公のことすら、Aは認識していなかったのだ。
そんな主人公のケツを、あの爺医者がまた触っていく(葬式なのに不謹慎だw)。
そんな医者に、事故の調査をしていた刑事が声を掛ける。
「Aさんを検死してくださった○○先生(医者)だから言うんですが…Aさんは事故死じゃないと思われるのです」
「それはどういうことかね」
「駐在さんはAさんは1人でジョギングしていたと言い張るのですが、
 周りにAさん以外の女性と思われる足跡があって…」
「ふ~ん…それは主人公さんかもしれないね」
医者は主人公のケツを触ったとき、初対面とは大きく鍛えられた尻…そう、まるで走り込みを行っている人のように
筋肉がつきはじめていることを見抜いたのだった。

そうとも知らず、Aが死んだことで、機嫌よくすごしている主人公の元に警察が現れ
「任意同行願いたいのですが―」

人間交差点は感動作が多いけど、これは違ったw


253 名前:本当にあった怖い名無し :2012/07/18(水) 19:25:06.09
ド近眼が裸眼でジョギングとかないわ~

 

人間交差点 (3) (小学館文庫)
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